【2024秋冬ヘア】“切り込みライン”が今っぽいスタイル5選 ショートもロングもお洒落度一気にアップ
#4 淡いミルクティーカラーを切り込みラインで楽しむ
「こんな色にしてみたい!」と人気を集めそうな、ミルクティーみたいなシアーベージュ系のハイトーンカラー1色のスタイル。 毛先はレイヤーを入れず、プツプツと束感が出るようにカット。全体で見たときに、パツッと平行にカットしたようなぶつ切り感を出すのがポイントです。 本当にシンプルなミディアムヘアなので、色の個性が全面に出ます。その分髪の状態も目立つので、パサつかないようヘアケアも必須。くせ毛の場合はスタイリングの際に、ストレートアイロンをしっかり通して。 アレンジやスタイリングをがんばらなくても、勝手にお洒落に見せてくれる嬉しいスタイルです。 オーダーとスタイリングのポイント 目にかかるくらいの長さで薄い前髪を作る以外は、鎖骨下くらいのレングスのシンプルなミディアムヘア。毛先にレイヤーは入れず、直線になるよう、平行にカットする。 カラーはまずブリーチを2回行い、その後に11レベルくらいのシアーなミルクティーカラーを入れる。退色を抑えるために、カラーヘア用のシャンプ&トリートメントや、紫シャンプーなどでケアすると持ちもよくなる。 スタイリングは、軽めのオイルを全体になじませ、束っぽさを多少出せばOK。毛先が内巻きにならないう、軽く外はねっぽく散らすのがコツ。ただしくせ毛の場合は、ブリーチとストレートパーマを同時には行えないので、パーマをかけるのではなくスタイリングでストレートアイロンを通し、ストレート感を強めて。 YANAGI’s Point ハイトーンカラーはいわゆる“モード”とはちょっと違う印象になることが多いのですが、こんな風に毛先にブツッとしたラインを作ってあげると、ちょっとモードに寄ったりお洒落な雰囲気を出すことができます。毛先があまりにスカスカだと、少し貧相な印象になってしまうので、毛先に重さが残るようにパツッとカットするのがコツです。
#5 角度によって表情が変わる、クールな変形マッシュウルフ
場所によってレングスが違う、変形マッシュウルフ。ラインで見せるウルフともいえるクールでカッコイイスタイルです。 眉がちょうど隠れるくらいの長さのラウンドの前髪を作り、サイドの一部は耳を半分くらい覆う長さで切り込むのがポイント。 モデルの方は、元々の髪型がウルフスタイルだったので、細くパラパラしていた毛先を詰めるようにカットし、重めに整えてボブっぽい厚みを出しています。 モードでカッコイイ雰囲気を放ちつつ、バックの長さや全体に丸みがあるので、クールすぎない絶妙なバランスのラインです。 オーダーとスタイリングのポイント 前髪は眉が隠れるくらいの長さに、サイドへかけてラインがしっかり出るラウンドカットに。サイドは耳の半分が隠れるぐらいの長さで毛先をややバラつかせて切り込む。それ以外のサイドやバック全体に、低めの位置にレイヤーを入れる。 カラーはなし。カラーヘアの人は、ブラックのカラーを入れる方が雰囲気が近づく。 スタイリングは、髪がストレートの人は、ブラシでツヤを出しながらブローし、バックの毛先のみヘアアイロンで外ハネに。くせ毛の場合は、ストレートアイロンを全体に軽く通し、顔周りは内巻き、バックは軽く外巻きにして。最後にオイルを全体に軽くなじませる。 YANAGI’s Point 前髪からサイドにつながる部分のラインを、直角にせずゆるやかにラインをつなげると、キツイ印象やモード全開の印象になり過ぎず、やわらかい雰囲気になります。 またサイドとバック全体に、少し丸みが出るようレイヤーを入れるのですが、あまり高い位置からレイヤーを入れるとロックテイストが強くなるので、頭の半分より下くらいの低めの位置に入れ、毛先にはあえて重みを残すのもポイントです。 このヘアスタイルを担当したのは…… Srawディレクター・柳 亜矢子さん 2006年、broocH(ブローチ)の立ち上げに参画。2021年7月、代官山に「Sraw」をオープン。サロンワークだけでなく、美容アイテムの商品開発にも携わる。 Instagram:@ayakoyanagi 【協力】Sraw
斎藤真知子