ふるさと納税返礼品に“異変”…トップ10に初めて日用品がランクイン!東京23区など都市部の自治体“税流出”の対策は?
東京など都市部の自治体が頭を抱える「税の流出」
一方で、課題となっているのが、東京など都市部の自治体での「税の流出」です。 東京23区はふるさと納税制度の見直しを求めているものの、相次いで返礼品サービスをスタートしています。 東京・千代田区 樋口高顕区長: 私どもは区民の皆様へ、安定的な行政サービスを提供していきたい。これ以上の(税の)減少は看過できない。反転攻勢、「いつまでも防戦一方でいるわけにはいかない」ということでございます。 千代田区では、ふるさと納税による流出額が区民税の1割にあたる、約20億円まで増加。住民税の流出に対応するため、10月1日から返礼品の提供を開始しました。 倉田アナ: 東京の23区というのは当然人が多いので、ふるさと納税で地方にお金を投じる方って結構多いがゆえに、23区ではこの納税のあり方を見直してほしい。と言ってはいるけど、すぐに切り替わらないということで、工夫をしていかなきゃいけない。 例えば、東京・神田居酒屋のルーツ「豊島屋酒店」では、おすすめコースお食事券というものを作ったり、あとは「そば打ち体験」を神田で行うことができる。要はものとして送るじゃなくて、この場に来てもらわないとできないという。そうすると、他の部分でも千代田区にお金が落ちますからね。 MC 谷原章介: 確かにね。食べ物のなどの返礼品とかだと消費して終わりですけど、こういった体験型になるといろんな、自分自身の思い出もできたりだったりとか、観光もできたりとかいいですね。
2025年10月から「ふるさと納税サイト」のポイント付与が禁止に…
倉田アナ: ふるさと納税の時に、使った時に見返りとして楽しみだった「ポイント」。実は、禁止という流れになります。 ふるさと納税を利用した場合という時に、これまではもらえていたんですよね、ポイント。結構つくんですよ、これが。 MC 谷原章介: 俺やったことないからわかんないのよ。 倉田アナ: どういうことかというと、これまで利用者は、自治体に直接お金渡していませんでした。やっぱりインターネットサイトなどのポータルサイトを利用して寄付するよという形だったんですが、その時に得られるポイント、これが禁止になるということなんです。ポイント分の費用というのは、自治体が実質経費として負担をしている形になっているため、地域のために使える費用が減っているのが現状なんですね。 倉田アナ: 来年の10月から適用なので、ポイントをもらいたいという人はまずは今年、来年使うんだったら、10月までにふるさと納税をするということが、福田さん必要なんですね? 「ふるさと納税ガイド」運営責任者 福田航太さん: はい、来年の9月末までに済ませることがポイント獲得の大切な要件になります。今年の分は今年の分、来年の分は9月末までだとポイントが受け取れます。 倉田アナ: 改めて、まだ今年も少し時間がありますから、どういったものが並んでいるのか、自分の思いを伝える意味でも、ふるさと納税うまく使ってみてください。 (『めざまし8』 2024年11月11日放送)
めざまし8