13歳までの男の子に伝えたい「思春期で変化する心」との付き合い方
心も体も子どもから大人へと移り変わる思春期は、女の子だけでなく男の子も、はじめて誰かに恋愛感情を抱いたり、失恋して傷ついたり......心が大きく揺れ動くこともあるでしょう。 マンガページをまとめ読む(13歳までの男の子に伝えたい「思春期で変化する心」との付き合い方) そこで、『13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと』(かんき出版)より、思春期を迎える男の子に向けて、揺れ動く心との上手な付き合い方についてお伝えします。 ※本稿は、 やまがたてるえ著『13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと』(かんき出版)から、一部抜粋・編集したものです。
<『13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと』P.97>
<『13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと』P.98>
<『13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと』P.99>
人を好きになることは「その人を大切に思うこと」
告白でよくあるシーン。 「好きです! ぼくと付き合ってください」 「わたしも好きだから付き合います。でも付き合うって何をするの?」 と、聞かれたら君はなんて答える? とても難しい質問かもしれないね。大人の人にもぜひ聞いてみてほしいな。10人いれば10人とも表現が違うかもしれないよ。 ただ、共通した答えがあるなら、言えることは「相手を大切にすること」なんじゃないかな? 好きだから、お互い好き同士であれば、何をしてもいい? そういうわけじゃないよね。相手がイヤがることをするのは「好き」の感情と反対の場所にあると思うんだ。 本当に大切なのは、相手を思いやること。 相手がされたらイヤなことはしないこと。 そのためにとても必要なことが「想像力」。「もしこんなことをされたら、相手はどう思うかな?」と想像してみよう。 たとえば... ➀相手がイヤな思いをする言葉「トゲトゲ言葉、チクチク言葉をわざと言う」...どんな気持ち? ➁聞こえているけど聞こえないふりをする...どんな気持ち? ➂消しゴムを忘れて友だちが貸してくれないとき...どんな気持ち? ➃杖をついた人が電車に乗ってきたとき席がいっぱい。自分が座っているとき...どうしたらいいかな? ➄道に落し物が落ちているとき...どうしたらいいかな? ➅遊び場でひとりぽつんと寂しそうにしている子がいるとき...どうしたらいいかな? ➆お母さんがイライラ、キッチンで片付けているとき...どうしたらいいかな? 想像力を働かせて、考えを形にしてみよう。君の考えは君のものだから正解不正解ではないよ。次の答えを参考にして、友だちと話したり行動したりしてみてね。