13歳までの男の子に伝えたい「思春期で変化する心」との付き合い方
➀トゲトゲ言葉を言われたら......言い返すと相手はもっとトゲトゲになっちゃう...) →気持ちを伝えてみよう。「その言い方をされると悲しい、イヤな気持ちになる」と言ってみたらどうかな? ➁聞こえているけど聞こえないふり......(自分がされたらモヤモヤ...) →聞こえていないかもしれないから、もう一度近くで声をかけてみよう。 ➂消しゴムを貸してくれない......(自分なら貸すのに) →ほかの友だちに声をかけてみよう。とても大切な消しゴムで人に貸せないのかも。こだわりがあるのかもしれないね。 ➃杖をついた人が電車にのってきた......(大人はスマホばっかり見ているなぁ) →今日は元気だから、どうぞ、と席を譲ろう。(疲れてくたくたのときは、できないときもあるけど...) ➄道に落し物が落ちている......(困っている人がいるかも) →拾って交番に届けるか、交番がわからないときは大人に聞いてみたり、そばにいる大人に相談してみよう。 ➅ひとりで寂しそうな子がいる......(遊びたいのかな?) →様子を見て、友だちに声をかけてみるか相談しよう。もしかしたら、ほかの友だちを待っているのかも? ➆お母さんがイライラ......(どうしたんだろう? ボクなんかやったかな?) →そっとしておくか、何か手伝うか、ここは一番悩むけれど、自分のことをまずはしっかりやろう。ボクが宿題していないのが気になっているときは、お母さんはだいたいイライラしてるかも。 こんなふうに、じつは毎日、人は想像力と言葉と行動でいろんなことを乗り越えたり、考えたりしているんだよね。 とくに人を好きになったときには、勘違いを起こしてしまうことがあるんだ。 相手のことが好きだから、つい自分と一緒に行動してほしくなったり、ほかの人と好きな子が仲良くなるのを見ているのがイヤになってやきもちを焼いてしまったり...。その気持ちを言葉じゃなくて態度で示してしまう(好きなのに無視したり、チクチク言葉を言ってしまう)こともあったりするよね。 でも、相手にイヤなことをしてしまいそうなったときは、「本当に大切にしたいことはなんだろう?」と考えてみて。そして、大きく深呼吸をして、自分の胸に手を当てて考えてみよう。