最高額は誰だ!? J1、新外国人選手の市場価値ランキング1~10位。最も価値のある“助っ人”とは?
5位:ムリロ・コスタ(ブラジル国籍)
生年月日:1994年10月31日 所属クラブ:京都サンガF.C. 市場価値:120万ユーロ(約1億9200万円) 京都サンガF.C.のFWムリロ・コスタがランキングトップ5入りを果たした。その市場価値は120万ユーロ(約1億9200万円)となっている。 母国ブラジルのバーラFCでプロキャリアをスタートさせたムリロ・コスタは、ブラガ(ポルトガル)やスペインのスポルティング・ヒホン、マジョルカに所属経験をもつサイドアタッカーだ。昨季はジル・ヴィセンテ(ポルトガル)でリーグ戦31試合に出場。自慢の左足から4ゴールを奪う活躍を見せていたが、今年6月に契約満了により同クラブを退団した。 そこで、ムリロ・コスタが新たな活躍の場として選んだのが京都サンガF.C.だ。同選手は、本職は右ウイングだが左サイドでもプレーできるため、彼の加入によりスカッドの厚みが増した。 しかしながら、いまのところムリロ・コスタの出番は少ない。加入から約1ヶ月が経ったが、まとまった出場時間を得たのは天皇杯・大分トリニータ戦(2-0)の1試合のみ。京都は今夏の補強で前線に多彩なタレントが揃っており、リーグ戦では多くの時間をベンチで温めている。 リーグ戦は残り9試合。J1残留を目指す京都の戦いに、曺貴裁監督の「秘密兵器」はどんな力を発揮するだろうか。
4位:ゴンサロ・パシエンシア(元ポルトガル代表)
生年月日:1994年8月1日 所属クラブ:サンフレッチェ広島 市場価値:150万ユーロ(約2億4000万円) 4位にはサンフレッチェ広島に加入したFWゴンサロ・パシエンシアがランクインした。30歳の元ポルトガル代表の市場価値は150万ユーロ(約2億4000万円)となっている。 パシエンシアの移籍は、今夏にJ1へ参戦した助っ人外国人の中では最も注目を集めたのではないだろうか。同選手は母国ポルトガルの名門ポルトでプロキャリアをスタートさせ、これまでブンデスリーガやラ・リーガでプレーした経歴をもつストライカーだ。日本人とも縁が深く、フランクフルト(ドイツ)で元日本代表MF長谷部誠と、ボーフム(ドイツ)で日本代表FW浅野拓磨と共闘した経験がある。 昨季はセルタ・デ・ビーゴに所属し、期限付き移籍によってボーフムでプレーしていた。今年8月にセルタを契約満了によって退団していたため、広島はこの実力者をフリーで獲得することに成功した。 パシエンシアは身長184㎝とJリーグの選手の中では大柄な部類だが、フィジカルの強さと足元の技術の柔らかさが共存しているところに魅力がある。広島でもすでにその強みを発揮しており、先日行われた第30節鹿島アントラーズ戦(2-2)ではコーナーキックから強烈なヘディング弾を披露した。J1優勝を目指す広島のラストピースとして、今後の更なる活躍に期待だ。