最高額は誰だ!? J1、新外国人選手の市場価値ランキング1~10位。最も価値のある“助っ人”とは?
3位:ラファエル・エリアス(ブラジル国籍)
生年月日:1999年4月12日 所属クラブ:京都サンガF.C. 市場価値:180万ユーロ(約2億8800万円) 京都サンガF.C.は、いまJ1で最も勢いに乗っているクラブの1つだ。一時はリーグ最下位に沈むなどJ2降格の危険性が高まっていたが、後半戦で見事に持ち直した。現在はリーグ15位と降格圏を脱している。 劇的な復調に成功した要因には、ラファエル・エリアスの加入があるだろう。 25歳のブラジル人FWは今年6月に期限付き移籍で京都に加入すると、すぐに抜群の攻撃性能を発揮。第27節セレッソ大阪戦(5-3)ではハットトリックを達成し、乱打戦を制してチームに勝ち点3をもたらした。ここまでリーグ戦7試合7ゴール1アシストという驚異的な決定力を見せている。 エリアス、原大智、そしてマルコ・トゥーリオのトリオは、いまやJ1トップクラスの破壊力を誇る3トップだ。まだまだ気は抜けないが、直近の調子を見る限り、京都はこの3人がいれば残留は堅いのではないか。 チームの状況をガラリと変えてみせたエリアスの市場価値はランキング3位の180万ユーロ(約2億8800万円)となっている。
2位:エヴェルトン・ガウディーノ(ブラジル国籍)
生年月日:1997年3月17日 所属クラブ:FC東京 市場価値:200万ユーロ(約3億2000万円) 2位にランクインしたのは、新たにFC東京の一員となったFWエヴェルトン・ガウディーノだ。同選手の市場価値は200万ユーロ(約3億2000万円)の大台に達しており、東京に所属する選手たちの中でトップの金額である。 ブラジル生まれのガウディーノはこれまで母国のクラブを渡り歩いてきた。本職は右ウイングではあるが前線ならどこでもプレーできる万能性と高いチャンスメイク能力が魅力的なアタッカーだ。昨年1月に期限付き移籍で加入した(現在は完全移籍に切り替わっている)名門グレミオでは公式戦71試合に出場し12ゴール2アシストを記録している。 ブラジルで評価を高めてきた実力派FWは、今夏新たなプレー拠点に日本を選んだ。これまでずっとブラジルでプレーしていたことを考えると、Jリーグ参戦には並々ならぬ覚悟があったはずだが、今夏に期限付き移籍でFC東京に加入した。 その東京では右ウイングの選手として、ここまでリーグ戦2試合に出場している。ブラジル人らしい巧みなボディコントロールでボールを収めるプレーが印象的で、キレのある動きは対峙する相手選手の脅威になっていた。今後も出場を重ねていけば、きっと青赤の攻撃を牽引する選手になるだろう。