最高額は誰だ!? J1、新外国人選手の市場価値ランキング1~10位。最も価値のある“助っ人”とは?
9位:ターレス・ブレーネル(ブラジル国籍)
生年月日:1998年5月12日 所属クラブ:鹿島アントラーズ 市場価値:60万ユーロ(約9600万円) 9位には鹿島アントラーズのMFターレス・ブレーネルがランクインした。期限付き移籍によって加入したブラジル人は、60万ユーロ(約9600万円)の市場価値を誇っている。 現在26歳のターレスは、母国ブラジルの名門フルミネンセの下部組織出身。これまでブラジル、ウクライナ、フィンランドとさまざまな国でプレーした経験をもつ。身長172センチと決してサイズのある選手ではないが、がっしりとした体格の持ち主で、巧みなボールコントロールが強みだ。 前所属のルフ・リヴィウ(ウクライナ)では、攻撃的MFとしてコンスタントに出場機会を得ており、今年4月にはファン投票によって選出されるクラブの月間MVPに輝いている。最終的に、昨季は公式戦25試合に出場して5ゴール4アシストの活躍を残した。 8月中旬に鹿島アントラーズの一員となってからは、ここまでJ1リーグで2試合に出場。その合計出場時間は40分弱となっており、まだまだ本領発揮には至っていない。ターレスは期限付き移籍期間中に、常勝軍団でインパクトのある活躍を残すことができるだろうか。
8位:ヴィキンタス・スリヴカ(リトアニア代表)
生年月日:1995年4月29日 所属クラブ:サガン鳥栖 市場価値:60万ユーロ(約9600万円) 8位はリトアニア代表MFヴィキンタス・スリヴカだ。新たにサガン鳥栖の一員となったスリヴカの市場価値は60万ユーロ(約9600万円)となっている。 現在29歳のスリヴカは、イタリアの名門ユベントスの下部組織で育った選手だ。イタリア、スコットランド、ギリシャと欧州を渡り歩き、直近はPASラミア1984(ギリシャ)でプレー。昨季は同クラブでリーグ戦33試合(プレーオフ9試合を含む)に出場し、6ゴール2アシストを記録するなど中盤の主力として活躍を残している。 また、彼はリトアニア代表にコンスタントに招集されており、国際的な舞台での経験も豊富だ。今月初めの代表ウィークでも、UEFAネーションズリーグに臨むリトアニア代表のスカッドに名を連ねている。 その魅力は、やはり身長187cmの恵まれた体格にあるだろう。主戦場は中盤だが、そのサイズや得点力を存分に活かすために前線で起用しても面白い。組み立てからフィニッシュまで、ゴールに迫るプレーの随所でその特徴を発揮できるはずだ。 スリヴカは先日行われた第30節川崎フロンターレ戦(3-2)で後半途中からピッチに立ったものの、試合終盤に相手選手と頭を衝突したことで負傷交代に。脳震盪の可能性も疑われる危ないシーンだったが、交代直前には熱い闘志をあらわにしていた。奇跡のJ1残留へ向けて、スリヴカの爆発に期待したい。