田舎へ移住して給料ももらえる…「地域おこし協力隊」7人に聞いた現場のリアル やりがいあるが、課題は定住 起業や政治家への転身も
寝る間も惜しんで開催に向けて準備しました。そのせいもあり、討論会の前日、過労で意識を失ってしまいました。 救急車は30分たっても来ません。搬送先は、1時間半以上離れた隣の市にある病院でした。へき地医療の深刻さを実感しました。 現役の町議に「選挙に出てみないか」と誘われたのもこの頃です。協力隊ではできない制度や仕組みの改革に取り組みたいと、迷いなく立候補を決めました。 とても短い準備期間でしたが、「山の暮らしをつないでいかないといけない」と必死に訴え、2023年4月に当選できました。 今は、合併してできた那賀町が、消えずに未来に続いていくよう、活動を続けています。 真剣に地域と向き合う地域おこし協力隊は、本当の意味で地域を変えていけると今も思っています。議員になるのも、選択肢の一つです。