専修大・長谷川淳監督「答えは伝えずヒントだけ」…指導10年、箱根路めざす選手の気質に変化
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)が来年1月2、3日に行われるのを前に、主な出場校の監督に箱根路への思いを聞いた。今回は専修大・長谷川淳監督(40)。 箱根駅伝2025 各区のエントリー選手一覧
学生の気質は、この10年でかなり変わりました。情報がたくさんある中、しっかり自分で考えて取り組める選手が増えたので、本人たちが答えを見つけることが重要だと思っています。
以前は答えを先に伝えていましたが、今は答えに近づくであろうヒントにとどめるようにしています。私がいてもいなくてもしっかり練習に取り組め、自立した選手も多いのでチームとしての意識も上がってきました。
専大陸上部は今年で創部100周年。歴史ある大会に出場校として名前を並べられて光栄です。
今回は2大会ぶりの出場で初出場の選手がほとんどとなります。駅伝が久しぶりという選手も多いので、勝負を楽しんでもらいたいですし、よりいいチームになることにつながるチャレンジをしてほしいです。
はせがわ・あつし 千葉県出身。専大で箱根駅伝3回出場。卒業後はSUBARUに所属し、2013年大阪マラソンで日本人トップの3位。15年に専大コーチに就任し、16年12月から監督を務める。