48歳。とつぜん体重が増え始め、気が付けば15㎏増! 「これも更年期の症状? 」 激太りの原因は?
閉経の前後5年を一般に更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は一般的には50歳といわれていますが、新しい研究での平均値は52.1歳とされています。となると、47~57歳の世代は更年期に当たる人が多くなります。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。 【データ】更年期の始まりのサインと気づいた年齢は? 私ってもう更年期なの? みんなはどうなの? オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです) 【100人の更年期#109】 ◆ヒデミさん 53歳 26年間勤めた会社を47歳で退職。48歳から始まった更年期の諸症状と付き合いながら、現在はパートで入力事務をしている
生理周期が乱れ始めた頃から太り始めて15㎏増!
現在53歳のヒデミさんが最初に更年期の体調変化を感じたのは、48歳のときでした。生理周期が乱れ始め、経血の頻度が数カ月に1度になりました。生理はこれ以上必要ないと思っていたヒデミさんにとって、生理の頻度が減ったことは、むしろうれしい変化でした。 ヒデミさんには、生理周期の乱れよりも気になる変化がありました。それは、体重の増加です。生活環境や食事の量が変わったわけでもないのに、月に1㎏くらいずつ体重が増え、1年半で15㎏太ってしまいました。若いころから高身長でスリムな体型だったヒデミさんの変化は、家族や友人が心配するほどでした。 「顔や首は細いまま、胸から下だけ太っていきました。特に、お腹まわり、ヒップ、太ももが集中的に太るため、急に重くなった体を支えるために、徐々に反り腰になっていきました」 急激な体重増加で反り腰のクセがついたヒデミさんは、ついに腰痛を発症してしまいました。当時はコンビニ店員として働いていて、品出しや荷物運びのたびに腰に激痛が走るようになったため、1日3回、痛み止めの薬を飲みながら働き続けました。 「コルセットを付けたかったのですが、座るたびにコルセットがお腹の肉に食い込んで痛いので、薬だけでなんとか頑張っていました」