アルピナ製BMW5シリーズ全7世代をテスト!5シリーズはアルピナブランドの心臓であり魂だ
B5ビターボは、すべてを一度にこなすことができる。ダイナミックダンパーコントロールは、セダンかスポーツカーか、ドライバーに選択の余地を与える。さらに、インテリアはほとんどラグジュアリークラスだ。4.62メートル(現在の3シリーズはもっと大きい)から、アルピナ5シリーズは5メートル近くまで伸びた。本革シートは肘掛け椅子にもなり、ハイテク満載のダッシュボードはドライバーを包み込む。このように作り込まれた空間では、戦車でなければ得られないような安心感を味わうことができる。B5ビターボのドライビングは、よりリラックスし、よりデカップリングされている。上質な8速オートマチックがドライバーの要求をステアリング操作、アクセル操作、ブレーキ操作に集中させ、フロントの巨体がストイックに突き進む。ターボラグは皆無だ。
そしてこれらはすべて、2011年に市場に登場したノーマルの「B5」についてだけ言えることである。アルピナが2015年に創立50周年を記念した、わずか50台のうちの1台が我々の前にあるのだ。ブッフローに本拠を置くアルピナは、このエンジンからなんと600馬力を引き出した。この改良によってトルクも向上した。540馬力のモデルはまだ730だったが、800ニュートンメーターのトルクをリアアクスルに伝えるようになった。しかし、パワーだけではこの場にふさわしくなかっただろう。たとえばホイールは、このブランドとしては異例なものだ。20本のスポークが精巧に作られているという意味ではなく、ホイールボルトがカバーの後ろに隠されていないという事実によるものだ。その鍛造ホイールは標準ホイールよりも15.6kg軽い。
チタン製エグゾーストシステムは、サプライヤーであるアクラポビッチから提供されたもので、カーボントリムもまた、何か特別なものがここでドライブしていることを外見に示している。減速に関しては、イタリアのスペシャリスト、ブレンボ製の高性能ブレーキが標準装備された。
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