「ドコモ口座」不正利用問題 NTTドコモが会見(全文3)eKYCとSMS認証で本人確認
本人認証を組み合わせるということか
記者5:1点目のところでちょっと追加の質問なんですけども、そちらの回線認証とSMSの認証をすればっていう話があったんですけど、実際に今これ回線の有無があるかどうかっていう確認ぐらいでしかないと思うんですけど、この辺りっていうのはどういったお考えをされてるんでしょうか。 丸山:少なくとも今回のような事例につきましては、仮にSMSの認証でやるということは携帯電話をお持ち、携帯、スマホをお持ちであるということですから、少なくともそれを所有する時点でなんらかの、日本国内で少なくともやろうとすればたいてい海外もほとんどそうだと思いますが、なんらかの形で本人確認をしないとそういう回線認証っていうのは保有できませんので、そういう意味では変な言い方ですけれども、犯人の方からするといわゆる足の付きやすい仕組みを使わないとできなくなるので、そういう意味でのハードルはかなり上がるのではないかなというふうに思っています。 記者5:それに本人認証を組み合わせるということで、すいません。 前田:補足になります。もちろん今、私どもがここまでやらせていただいたものよりも、SMSの認証、今、丸山のほうからご説明させていただいたこともそうですし、eKYCもそうですし、相対的な強化にはつながるとは思っております。ただ、もちろんそういった部分に関しましても、不正にさまざまな情報を取得されてつなげられるという可能性はもちろんございますので、そういった部分も含めてどういった対策を取るかというのは銀行さんも含めてですが、関連の事業者さんと常に対策について協議をしてまいりたいというふうに考えております。 記者5:今のたぶん言われている対策ですと、以前にドコモの回線ひも付いてたときのレベルに戻したっていうぐらいのたぶん認識であるんですが、そのときにシステムそのものに問題がないのかって、この辺りの見直しっていうのはいつ入られるとか、または特に問題ないと考えていたりするんでしょうか。 前田:もちろんSMSに関しましては、弊社の回線契約をお持ちでない方に対しましても、申し上げましたように携帯電話も含めた本人性の確認ということになりますのでっていうのは今おっしゃられたもともとのわれわれの回線契約者に対してのとあまり変わらないのではないかという話ですが、eKYCということで、ご本人の要は存在確認というか、顔写真ですとか、あとは免許証ですとか、そういったものの証明書自体をわれわれは取得することでご本人の確認をさせていただくということ自体は、かなりセキュリティーレベルとしては上がるのではないかというふうには考えております。