小池都知事が記者会見10月23日(全文1)基本的な感染防止の徹底が鍵に
予防対策が定着したと見ることができるのか
共同通信:はい。それでは幹事社からは新型コロナの関連で2点お伺いします。まず1点目なんですがきのうのモニタリング会議で、感染状況の警戒度が7週連続でオレンジの感染の再拡大に警戒が必要であると思われる、ということになりました。この間、イベントの制限の緩和でしたり、Go To トラベルの東京の追加だったりとか、人の流れが増加するトピックがさまざまあったんですけれども、こうした中で感染者数でしたり重症者数、死者数が急増するというような状況にはなってきていないんですけれども、こうした理由というか背景に、いつも知事がこの場でも基本的な感染対策を徹底するようにということでおっしゃってきていますけれども、こうした予防対策がさまざまなレベルで定着してきているというふうに見ることができるのか、そういった現状をどう見ておられるのか、その辺のご認識をお伺いしたいと思います。 小池:そうですね。先ほど、冒頭お伝えしましたように、きのうは重症者が24名でありました。また新規感染者数が185名と。さらにはその中で年齢別のカテゴリでいうと、65歳以上が16%の29人となっている。などなど日々のこの曜日によって、ご承知のように新規の陽性者数は変化を見せますけれども、かなり検査数も上がってきて、そしてまた、そういう曜日の違いはありますけれども傾向は如実に出てきている部分が多いかと思います。 また特に、このところは新規陽性者数が高止まりしていることと、同居する人からの感染が最も多い傾向、これらは変わっていないということであります。それから高齢者の感染は増加傾向、そして感染経路は施設内感染が多いと。それが故に先ほどもいろんな措置を講じていくわけであります。 これからも経済の活動の活発化に伴って感染拡大のリスクは高まることと、それからインフルエンザの流行期がやってくるということでやはり、繰り返しになりますが「防ごう重症化 守ろう高齢者」ということ。これを意識することと、手洗い、マスクの着用、日常から基本的な感染防止の徹底、これがやはり鍵になるのではないかと思いますので、あらためてこの件については都民の皆さま方に、また事業者の皆さま方のご協力をお願いしたいと思います。