自分の子どもが「インフルエンサーになりたい」と言ったら、応援するべき?
親が子どもの頃にはなかった「ユーチューバー」や「インフルエンサー」といった職業。自分とは違う世界の仕事だと考えている人もいるでしょう。 親が子どもに望む職業は、安定感のある会社員や公務員が多いようです。インフルエンサーのように、不安定に見える職業に就きたいと子どもに言われても、将来も続けられる仕事なのか、一定の収入は得られるのかと、心配になる人もいるはずです。 そこで今回は、インフルエンサーの仕事内容や年収、子どもにインフルエンサーになりたいと言われたときの対処法をご紹介します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
インフルエンサーとは?
近年よく耳にする「インフルエンサー」。SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)やブログなどインターネット上で情報発信し、多くのユーザーに影響力のある人のことを指します。芸能人やモデル、スポーツ選手などのほか、一般の方でもインフルエンサーとなる人もいるようです。 「インフルエンサー」には、特別な定義があるわけではありませんが、SNS上で数千から数万人のフォロワーがいる人を指すことが一般的です。フォロワーが多いほど、広告やPRなどで報酬を得て、収入も多くなる傾向があります。 ■インフルエンサーの仕事内容 インフルエンサーのメインとなる仕事として、商品PRが挙げられます。企業から依頼された商品をSNS上などで紹介し、ギャランティをもらいます。 Instagram(インスタグラム)などのSNSの閲覧回数が多くなればそれだけ商品が多くの人の目に触れることになるため、どのような動画や画像を作ればより見られるのか、研究・試行錯誤が求められるでしょう。 インフルエンサーの中には、企業とコラボレーションしたり、自身で企画販売したりなど、プロデュースに力を入れている人もいます。いずれにしても、多くの人に支持されるためには、さまざまな努力が必要な仕事といえるでしょう。 ■インフルエンサーの年収 子どもにインフルエンサーになりたいと言われて最初に考えるのは、十分な収入が得られるのかといったことかもしれません。 インフルエンサーマーケティング事業を運営するソーシャルワイヤー株式会社が実施したアンケートによると、本業でインスタグラマーをしている人の平均年収は288万5000円、副業で60万1000円、全体の平均で110万5000円でした。 一方で国内の給与所得者の平均年収は、国税庁の令和5年分民間給与実態統計調査によると459万5000円であり、本業のインスタグラマーでも170万円ほど少ない額となっています。 今回のアンケートは、インスタグラマーに関するアンケートのため、ほかのジャンルでインフルエンサーをしている人のデータは含まれていません。しかし、インスタグラマーのみで生活していくのは少々難しい印象です。 ただし、アンケート結果では本業でインスタグラマーをしている人の最大年収は7000万円と、かなり年収に幅があることも分かります。