【バドミントン ジャパンオープン】「まだまだ足りないところだらけ。もっと極めたい」(志田)「銅メダルを取れたけど、自分たちは挑戦者」(松山)
「ダイハツ・ジャパンオープン2024」は神奈川県横浜市の横浜アリーナにおいて、8月20日から25日まで開催される。8月19日、開幕を翌日に控え、会場の横浜アリーナで注目選手による記者会見が行なわれた。 ここでは、女子ダブルスの志田千陽/松山奈未の質疑応答を紹介する。 ――オリンピックのあとに志田選手が「殻を破れた気がする」という話をしていた。具体的には 志田 今までシダマツは、東京で行なわれた世界選手権やジャパンオープンなど、プレッシャーのかかったところや大きな大会、絶対メダルがほしいというところで硬くなってしまったり、自分たちの力を出し切れずに負けてしまうなど、プレッシャーに弱いのかなと自分で感じていました。オリンピックでもそういう危機感はありましたが、大きな舞台でもすごく楽しくプレーできたり、しっかりメダルを取って初めて表彰台に上がれた。この感覚なんだな、もっと楽しめばよかったと素直に思えて、そういう部分では自分の中で殻を破れたんじゃないかなと思っています。 ――オリンピックでメダルを取ったことによって、自分たちに集まる期待に対して、女子ダブルスを引っ張っていくというような責任感は芽生えたか 志田 銅メダルを取れたのですが、自分たちがメダリストになったんだという実感が湧いているかというと、そうでもなくて変な感じです。私たちはメダルを取れたけど、まだまだ足りないところだらけだと思っているので、もっともっと極めていけたらいいなと思いますし、オリンピックで初めて私たちのことを知ってくださった方もいると思うので、そういう方のためにも、もっとコートに立って、自分たちのプレーを見せていけたらいいなという思いです。 松山 自分たちが銅メダルを取れたことによって、バドミントンを見たいなと思ってくれる人が増えたらうれしいですが、自分は引っ張っていくという感覚があまりわからないので、いつも通り、挑戦者の気持ちで挑みたいなと思っています。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部