「お年玉は何歳から、いくら渡す?」気になる令和のお年玉事情
アメリカでシングルマザーをしながら、子育てについて発信しているひろこです。 お正月と言えばお年玉ですが、みなさんはお子さんに何歳くらいからいくら渡していますか? 【マンガで読める】「小学生がお年玉でガチ投資をしてみたら…」小2から3年間投資を続けた衝撃的な結果 みんなの気になるお年玉事情をフォロワーさんにアンケートを取りました。みなさんが実践している楽しいお年玉の渡し方や、私が実践している「お金の教育」ができるお年玉の渡し方を紹介します。
1,170人にアンケート!お年玉は何歳からいくら渡す?
「お年玉は何歳から渡していますか?」とフォロワーさんにアンケートを取ったところ、意外な結果に。 みなさん小学生くらいから渡していると思っていたのですが、「未就学児から」という回答が圧倒的に多くて驚きました。 「小学生前は1,000円、低学年2,000円、高学年3,000円、中学生5,000円」 「親戚もみんな統一して年齢×500円です」 など金額に関しては、年齢に合わせて上げていくという方が多かったです。中にはこんな面白い渡し方をしている方も。 「瓶に大量に入れた小銭で片手でつかみ取り!」 「お金と一緒に年末の宝くじを1枚」 「3千円、5千円、1万円入りのポチ袋があり、兄弟で選ぶので運試しでした」 「小銭の瓶から年齢の回数だけスプーンですくう」 こんな風にイベントのようにお年玉を渡すと、家族や親戚みんなで盛り上がって楽しそうですね。
お年玉は「お金の教育」をするチャンス!
我が家では息子が貯めたお金の10%をお年玉にしています。 7歳の息子はお小遣いやお誕生日にもらったお金を貯めて、今現在$300(約4万5千円)ほど持っているので、お年玉はその10%の$30(4,500円)くらいになる予定です。 この方法は「金利」を教えるために去年息子が6歳になってから始めました。 「金利」はお金を今使わず、貯めることでその後もらえる金額が増える仕組み。いわば「我慢料」なので、使うのを先延ばしにすればそれだけ多くもらえます。 「金利」はお金の仕組みの基礎になるのでとても大切な知識。 クレジットカードの仕組みや投資、保険商品など、すべてに金利が関わってきます。ただ、子どもに「金利ってね⋯⋯」と教えてもなかなか理解できないと思うので、お年玉を使って金利の仕組みを感覚として理解してくれるのではないかと思っています。 「お年玉は○○くんが持っているお金の10%を渡すね!」 と言っても始めは息子もよくわかっていませんでした。 「お金を貯めれば貯めるほど、お年玉でもらえるお金は増えるよ!」 と話すとなんとなくわかってきたようでした。そしていざお年玉を渡すときに 「今持っている金額は$300だから、お年玉はその10%の$30だね」 と紙に書きながら説明してお金を渡すと、少しづつ理解できているようでした。つい先日一緒に買い物に行った時のこと⋯⋯ 「これが欲しいけど、今これを買うと自分のお金が減ってもらえるお年玉も減るからやめておく!」 と言っていました。もらえるお年玉が、今自分が持っているお金と関係していることを意識しているんだなと感じました。お金を使うことを先延ばしにして増やす感覚を学ぶことで、将来の賢い金銭管理に役立つと思いこの方法でお年玉を渡しています。 また、我が家では、ビル・ゲイツ氏が自分の子どもに設けているという、お金に関するあるルールを真似して取り入れています。次回、お年玉の使い道とともに、そのルールについてご紹介します。
【Profile】ひろこ(@hirorokok)
カリフォルニア在住、7歳男子のママ。20歳でアメリカに留学。カレッジを卒業後、コンサルティング会社、貿易会社に勤務。2児のシングルファーザーだった元夫と結婚。非行少年だった長男と自閉症の次男の子育てを通して、ペアレンティング(子育て)について専門家から学ぶ。その後自身の息子を出産、離婚してシングルマザーに。現在は日系企業のアメリカ支社で経理部に所属。誰かの役に立つことを願い、アメリカの子育てアイデアを発信。初の著書『LA在住のママがやっている アメリカ式・はじめてのお金教育』(KADOKAWA)が好評発売中。
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