危険な暑さ収まらず 8月スタートは体温超え続出 熱中症警戒アラート28府県に発表
7月は記録的な暑さになったが、8月のスタートも危険な暑さになりそうだ。西・東日本は強い日差しが照りつけ、東海から西では体温を超える暑さが続出する予想。40℃近い暑さの所もありそうだ。日中だけでなく朝晩も暑さが続くため、一日中、熱中症対策が必要になる。
長引く危険な暑さ
ここ最近、夜でも30℃近い暑さが続き、最低気温が記録的に高い所も出てきている。きょう(木)も、一日のベースになる朝の気温が高く、午前中から35℃を突破する所がありそうだ。
最高気温は、関東から西で35℃以上の猛暑日が続く所が多く、東海から西の太平洋側では体温を超える暑さが続出する予想。東京都心は35℃と一週間連続、名古屋は38℃と8日連続で猛暑日になりそうだ。大阪では37℃と今年一番の暑さになり、京都や風屋(奈良)は39℃で40℃に迫る所もある見込み。一方、北陸から北は猛暑日まではならなくても、北陸や東北南部を中心に30℃を超える所が多く、真夏の暑さが続く見通し。
熱中症警戒アラートが関東から西の広範囲に発表されている。朝も昼も夜も熱中症対策が必要になりそうだ。長引く危険な暑さで疲れがたまり、熱中症によりかかりやすくなるため、一層、警戒したい。
【8月1日(木)の予想最高気温】 39℃ 京都、風屋(奈良) 38℃ 津山(岡山)、岐阜、名古屋 37℃ 鹿児島、熊本、山口、高知、高松、岡山、奈良、大阪、大津、甲府など
北陸・東北の梅雨明けも間近か
天気は、北海道は前線を伴った低気圧が近づくため下り坂で、東北も狭い範囲だが雨のぱらつく所がある見通し。関東から西は晴れて、強烈な日差しが照りつけそうだ。きのう(水)は関東で雷雨に見舞われたが、きょう(木)は午後、東海などの一部のにわか雨に限られる見込み。8月にずれこんでいる北陸や東北の梅雨明けも近そうだ。 (気象予報士・丸田絵里子)