東京都と埼玉県で1時間に100ミリ超の猛烈な雨 河川の氾濫や低地の浸水に警戒を
気象庁は、東京都と埼玉県で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表した。
【記録的短時間大雨情報 1時間雨量】
東京都 板橋区付近 約100ミリ(午後6時30分) 練馬区付近 約100ミリ(午後6時30分) 北区志茂 102ミリ(午後7時00分) 北区付近 約100ミリ(午後7時00分) 埼玉県 朝霞市本町 107ミリ(午後6時30分) 朝霞市付近 約100ミリ(午後6時30分) 和光市付近 約100ミリ(午後6時40分) 川口市本町 101ミリ(午後7時00分) 川口市付近 約100ミリ(午後7時00分) 気温の上昇や湿った空気の影響で、関東南部は局地的に雷雲が発達している。関東南部は今夜遅くにかけて、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒が必要だ。 浸水害と洪水災害の危険度が当初の予想を上回って急激に高まっており、重大な災害がすでに発生している可能性が高い危険な状況となっている。 自治体からの避難情報の発令に留意するとともに、今いる場所の災害発生の危険度をキキクル(危険度分布)で確認し、避難の判断が必要だ。
■記録的短時間大雨情報とは
1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となる。