「これ以上ないほど残酷で残忍」 27戦無敗重量級ボクサーの失神KO劇に海外放送局戦慄「会場が息のんだ」
IBF世界クルーザー級タイトルマッチ
ボクシングのIBF世界クルーザー級タイトルマッチが8日、オーストラリア・クイーンズランドで行われ、王者ジェイ・オペタイア(オーストラリア)が、同級10位で東京五輪銅のデビッド・ニカ(ニュージーランド)に4回KO勝ちを果たした。挑戦者を失神させた戦慄の一撃を、海外放送局は驚きをもって伝えている。 【動画】「会場が息をのんだ」ジェイ・オペタイアが戦慄の左フックで挑戦者を失神KOした実際の映像 衝撃のKOシーンが生まれたのは第4ラウンドだ。王者は左のジャブで相手の体を浮かせると、顔面に右アッパーを叩き込みダウンを奪う。何とか立ち上がった挑戦者だったが、ダメージの色は濃く、続く鋭い左フックで万事休す。そのまま倒れ込んで失神した。 オペタイアの地元・オーストラリアの放送局「ABCニュース」は、ウェブ記事にて「残酷なアッパーカットでノックダウンし、直後、ロープにつかまった挑戦者に3発の雷のようなショットを繰り出し、試合を終わらせた」と、試合経過を伝えている。 続けて「これ以上ないほど残酷で、残忍なノックアウトを奪った」と王者の勝利を表現。「ニカは恐ろしいことに数分間倒れ、医療スタッフがリングサイドに駆け付け、ゴールドコーストは息をのんだ」と振り返っている。 29歳のオペタイアはこれで27戦無敗。193センチのリーチから繰り出されるパンチを武器に21KOを誇るハードパンチャーだ。昨年5月にマイリス・ブリディス(ラトビア)を下して同王座を獲得。今回が2度目の防衛となった。
THE ANSWER編集部