フロントガラスも屋根もない完全オープンカー! メルセデスAMG新型「ピュアスピード」世界初公開 新・高級ブランド「ミトス」第1弾
モナコで発表されたコンセプトカーが、ほぼそのまま市販車に!
独メルセデスAMGは2024年12月8日、新型「ピュアスピード」を世界初公開しました。 【画像】レーシングカーみたい! 屋根も前ガラスもないスーパーカー新型「ピュアスピード」を見る(35枚)
新型メルセデスAMG ピュアスピードは、2024年5月にF1モナコGPの会場で発表された「メルセデスAMG ピュアスピード コンセプト」の市販モデルとなります。 メルセデス・ベンツ「ミトス」シリーズの限定モデル第一弾として発表された、このメルセデスAMG ピュアスピード(以下、ピュアスピード)は、ルーフもウインドスクリーンもないフルオープンの2シーター パフォーマンスカーです。 このクルマは、限定250台のエクスクルーシブなスモールシリーズです。 デザインは、低いシルエット、長いボンネット、特徴的なシャークノーズを持つ非常に低いフロントエンドの組み合わせが特徴です。 ワイドなエアインテーク、AMGのレタリング、ノーズにあしらわれたダーククロームメッキのメルセデススターなど、フロントはハイパーカーのメルセデスAMG「ワン(ONE)」に似ています。 さらに、エアロダイナミクスに最適化されたボンネットも特徴的です。フロントとサイドに設けられた部分的に透明な小型のディフレクターは、乱気流がドライバーとパッセンジャーを悩ませるのを防ぎます。 もうひとつのハイライトは、従来のAピラーの代わりに採用された「HALOシステム」です。これは2018年以降、すべてのF1マシンに搭載されている、事故の際にドライバーの頭部を保護するシステムです。 新型ピュアスピードのHALOシステムは頑丈な鋼管ブラケットで構成され、車両のシェル構造にしっかりと取り付けられています。 インテリアには、モータースポーツへのオマージュも見られます。特別なレザー表皮とユニークな装飾ステッチが施されたAMGパフォーマンスシートは、横方向のサポートに優れています。 流れるようなラインのシートデザインは、車内を流れる空気からインスピレーションを得ています。またヒーター内蔵のシートフレームにはカーボンファイバーを採用しています。 インテリアのもうひとつのハイライトは、IWCシャフハウゼンがデザインした特注のアナログ時計です。 ダッシュボードの中央に配置され、光沢のあるブラックの水滴型ハウジングにカーボンファイバー製の台座が取り付けられています。 センターコンソールには「250台の1台」を示すバッジが付けられ、このモデルが限定生産される「ミトス」シリーズのモデルであることを示しています。 シャシは、自立構造を持つアルミニウム製スペースフレームで構成されています。 また、アルミニウム、マグネシウム、ファイバー コンポジット、スチールなどのインテリジェントなマテリアルミックスにより軽量化も実現しています。さらに前後エプロンのエアロエレメント、サイドシル、シート後方のトリムには、カーボンファイバー製パーツも使用されています。