【ターコイズS】リピーターにも要注意! 混戦のハンデ重賞で注目の5頭を診断/坂上明大の重賞血統査定
配合コンサルタントとして活躍する坂上明大氏が14日のGⅢターコイズSの有力馬5頭の血統を徹底分析。混戦のハンデ重賞を制する馬はこの中に!? 【評価は★5つが満点】 ※適性評価=血統を中心に馬体や走法などから今回の条件との適性マッチ度を評価 ※素質評価=血統、馬体、走法などから素質の高さを相対的に評価
<ターコイズSの血統傾向>
中山芝1600メートルは上級条件が行われる芝のマイルコースで唯一直線が短い特殊な舞台。前半の下り坂の影響もあり、序盤から引き締まった流れになりやすいコースで、ノーザンテーストやKingmamboといったハイペースのマイル戦に強い血統を持つ馬の活躍が目立ちます。昨年も1着フィアスプライドと3着ミスニューヨークはKingmambo内包馬。トリッキーなコースでもあるだけに複数回好走馬にも要注目の一戦です。
ミアネーロ
母ミスエーニョは米2歳GⅠ・デルマーデビュタントS勝ち馬で、本馬の半姉には2016年ファンタジーS勝ち馬ミスエルテなどがいます。仕上がりが早い半面、気性面での難しさが目立つきょうだいですが、ドゥラメンテ産駒の本馬はレースでも落ち着きがあり、馬体もスレンダーな中距離馬体形。父はノーザンテーストとKingmamboの血を併せ持ちますが、中山芝1600メートル向きの種牡馬とは言えません。 適性評価:★★★ 素質評価:★★★★