箱根駅伝“世代最強”は誰だ? 101回大会4年生限定「箱根ランナー番付表」を考えてみた!「横綱は納得のあの2人」「“若乃神”は大関で」
今年正月の箱根駅伝も見応え十分だった。花の2区は吉田響(創価大)が日本人最高記録で突っ走り、4区の太田蒼生(青学大)も日本人最高記録を樹立。山では青学大コンビが大活躍した。5区の若林宏樹が区間賞・区間新で往路連覇のゴールに飛び込むと、6区の野村昭夢が驚異的な区間新記録で山を駆け下りた。 【写真】「あなたの推しはいますか?」今年で卒業、4年生世代の“箱根駅伝番付”と、全30人の最強ランナーたちの勇姿を全部見る 箱根駅伝は10区間のステージがあり、それぞれに勝者(区間賞)がいる。しかし、1区以外は一斉スタートではないため、走者によってレース展開が異なる。区間タイムだけでは本当の実力を測ることはできない。 では、箱根駅伝ランナーとして強いのは誰なのか。 そこで箱根駅伝を“卒業”した4年生世代を対象に箱根駅伝ランナーの「格」と「強さ」を「番付表」(最強の30人)で発表したい。 選考基準は箱根駅伝の活躍がメインとなる。一番良かったときのパフォーマンスに、複数回出場している選手は好成績分を加算。さらに全日本大学駅伝、インカレなど主要大会の結果、トラックとロードの自己ベストなどで特筆すべきものがある選手はさらに加味するかたちで決めた。 はたして、横綱(世代ナンバー1)の座に座るのは? ※対象は第98~101回箱根駅伝に出場経験のある4年生。 ※番付表は横綱(2人)、大関(4人)、関脇(2人)、小結(2人)、前頭(20人)で編成。
前頭の20人を紹介:王者のキャプテンは何枚目?
まずは前頭の20人、その筆頭はハーフマラソンで日本人学生歴代4位タイの1時間00分43秒を持つ山本歩夢(国学院大)と前回6区区間賞の武田和馬(法大)だ。山本は1・2年時に箱根3区をともに区間6位と好走。今季は全日本大学駅伝6区で区間賞・区間新の快走でMVPに輝くと、箱根は3区5位だった。3度の3区でトータル10人抜きを達成している。武田は1年時から3年連続で6区を走り、2位、5位、1位と大活躍。今回は1区15位も、区間2位と16秒差でつないでいる。 前頭二~三枚目は田中悠登(青学大)、阿部陽樹(中大)、吉田周(東洋大)、小林大晟(帝京大)を選んだ。田中は2年時に8区5位。今回は9区2位と好走し、主将としても王者・青学大を引っ張った。阿部は1年時に5区6位、2年時は5区で区間歴代5位(当時)の1時間10分36秒(区間3位)で山を駆け上がっている。 吉田と小林は復路のエース区間である9区でいぶし銀の活躍を見せた選手たちだ。吉田は前回2位、今回7位。小林は前回3位、今回4位。ともにシード権獲得に大きく貢献した。
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