箱根駅伝“世代最強”は誰だ? 101回大会4年生限定「箱根ランナー番付表」を考えてみた!「横綱は納得のあの2人」「“若乃神”は大関で」
これより三役!
小結は梅崎蓮(東洋大)と鶴川正也(青学大)だ。梅崎は1年時から7区11位、9区4位、2区6位(1時間06分45秒で8人抜き)と異なる区間を走ってきた。最後の箱根は欠場したが、関東インカレ1部ハーフマラソンは3年連続の表彰台で、今季は日本人トップに輝いている。 鶴川は4年前の全国高校駅伝1区を制した選手。昨季までの学生駅伝の出場は3年時の出雲6区のみだったが、今季は出雲1区、全日本2区で区間賞を獲得した。5000m(13分18秒51)と10000m(27分43秒33)で青学大記録を樹立して、最初で最後の箱根駅伝は3区で区間4位だった。 関脇は花の2区で活躍した吉田礼志(中央学大)と山中博生(帝京大)だ。吉田は10000m27分台で、ハーフマラソンは日本人学生歴代2位の1時間00分31秒を持つ選手。今回は3度目の2区を担って、1時間06分24秒の区間6位で13位から7位に順位を押し上げた。山中は2年時8区6位、前回2区16位を経て、今回は2区を1時間06分22秒の区間5位と快走した。
ビッグネームぞろいの大関
大関は篠原倖太朗(駒大)、平林清澄(国学院大)、若林宏樹(青学大)、野村昭夢(青学大)の4人だ。篠原はハーフマラソンの日本人学生最高記録保持者で、5000mは日本人学生歴代2位の13分15秒70、10000mは同5位の27分35秒05を持つ。箱根駅伝は前々回が3区2位、前回は1区を区間歴代2位の好タイムで飛び出している。今回は2区に初挑戦して、1時間06分14秒の区間4位と活躍した。 平林は1年時に9区2位で5人抜き、前々回は2区7位で6人抜き。前回は2区を1時間06分26秒の区間3位と快走して、8人抜きを演じている。昨年2月の大阪マラソンを初マラソン日本人最高&日本学生記録となる2時間06分18秒で優勝。最後の箱根は2区で1時間06分38秒の区間8位に終わったが、3冠を目指した主将&エースの輝きが色褪せることはないだろう。
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