箱根駅伝“世代最強”は誰だ? 101回大会4年生限定「箱根ランナー番付表」を考えてみた!「横綱は納得のあの2人」「“若乃神”は大関で」
有無を言わせぬ最強“山コンビ”
そして青学大の史上最強“山コンビ”だ。5区の若林は1年時に区間3位(1時間10分46秒)、前回は区間2位(1時間09分32秒の区間新)。今回はトップの中大を45秒差で追いかけると、1時間09分11秒の区間賞・区間新で悠々と逆転した。そして3度目の往路Vゴールに飛び込んだ。 一方の6区野村は前回も区間2位(58分14秒)と好走しているが、今回は区間記録(57分17秒/館澤亨次)を30秒も更新する56分47秒という驚異的なタイムで山を駆け下りている。そして金栗四三杯と大会MVPを同時受賞した。
“最強ランナー”の横綱は納得の2人
横綱は太田蒼生(青学大)と吉田響(創価大)で決まりだ。太田は4年連続で快走を見せてきた。1年時は3区を区間歴代3位(当時)の1時間01分00秒で駆け抜けると、2年時は4区を同3位(当時)の1時間00分35秒で走破。前回は再び3区で区間歴代2位(日本人最高)の59分47秒という異次元なタイムを残している。そして今回は4区を区間歴代2位(日本人最高記録)の1時間00分24秒で突っ走り、トップ中大との差を一気に1分39秒も詰めた。 「山の神」を目指してきた吉田は1年時に5区を区間2位で走るも、前回は低体温症に苦しみ、区間9位。今季は出雲2区で区間2位に32秒差をつけるダントツの区間賞。全日本2区は駒大・佐藤圭汰が保持する区間記録に4秒差と迫った。スピード区間で結果を残したことで、最後の箱根は2区に登場。そして日本人最高記録(1時間05分57秒/東洋大・相澤晃)だけでなく、区間記録(1時間05分49秒/東京国際大・ヴィンセント)を上回る1時間05分43秒を叩き出す。衝撃の13人抜きを演じて、レースを大いに盛り上げた。
こちらが「世代最強ランナー番付」!
【東】 【西】 横綱 太田蒼生(青学大) 吉田響(創価大) 大関 篠原倖太朗(駒大) 平林清澄(国学院大) 若林宏樹(青学大) 野村昭夢(青学大) 関脇 吉田礼志(中央学大) 山中博生(帝京大) 小結 梅崎蓮(東洋大) 鶴川正也(青学大) 前頭筆頭 山本歩夢(国学院大) 武田和馬(法大) 同二枚目 田中悠登(青学大) 阿部陽樹(中大) 同三枚目 吉田周(東洋大) 小林大晟(帝京大) 同四枚目 平林樹(城西大) 石塚陽士(早大) 同五枚目 伊藤大志(早大) 小泉樹(法大) 同六枚目 小林亮太(東洋大) 浅井皓貴(順大) 同七枚目 安藤風羽(日大) 分須尊紀(日体大) 同八枚目 浦田優斗(中大) 冨永昌輝(東京国際大) 同九枚目 宮岡幸大(法大) 林晃耀(城西大) 同十枚目 菅野雄太(早大) 石田洸介(東洋大)
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