蛇口につけるだけで「最大50％」の節水効果!?「節水コマ」を水道局でタダでもらえるって本当？

日本では、蛇口をひねればいつでも簡単に水を利用できます。しかし何も考えずに水を使うと、水道代が高くなってしまうでしょう。節水する手段の一つに「節水コマ」があります。 そこで今回は、「節水コマ」の利用で、水道代がどの程度お得になるのかを解説します。水道代を少しでも節約したい方は、ぜひ参考にしてください。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得？ それぞれの水道代・ガス代を比較

節水コマとは？

節水コマとは、使用することで、水量を最大で約半分ほどにおさえる効果があるコマのことです。蛇口から出る水の量は、コマの働きで調整されています。 節水コマは、水道局の各営業所の窓口にて無料（東京都の場合）で入手できるもので、一般用蛇口である13ミリメートルの単水栓に取り付けて使用します。 ただし、レバー式の水栓には対応していないことや、給湯用の蛇口は水量がすでに調節されているため、使用する必要はない点に注意が必要です。節水コマは、自治体によっては配布していない場合がありますので、詳しくはお住まいの自治体に確認してみましょう。

節水コマの使用でどれだけ水道代がお得になるのか

ここでは、節水コマを使用することで、どれくらい水道代が節約できるのかを確認してみましょう。節水コマは最大で50％の節水効果が期待できます。洗面所の蛇口に節水コマを取り付けた場合、手洗いや歯磨きの際の水道代を節約できるでしょう。 手洗いや顔を洗う際に、1分間水を出しっぱなしにすると、約12リットルの水を消費します。東京都水道局によると、1リットルあたりにかかる水道代の目安が0.24円とのことですので、1分間で約2.9円かかります。 仮に4人家族で帰宅時の手洗い4回、朝の洗顔4回の計8回（8分）で計算すると、1日にかかる水道代は約23円です。1ヶ月で約691円になり、節水コマを使用して50％節水できたとすると、水道代を346円ほどおさえられる計算になります。

節水コマが使用できない場合の節水対策

約50％の節水効果が期待できる「節水コマ」ですが、取り付けられる蛇口が限られてしまいます。節水コマが使用できない場合には、以下の方法を試してみましょう。 ・水の出しっぱなしを少なくする ・風呂の残り湯を活用する ・節水シャワーヘッドや節水アダプターを使用する ・節水型機器や家電製品の節水モードを活用する 節水の基本は、出しっぱなしを減らすことです。 ほかにも、風呂の残り湯を洗濯や掃除に使用するとか、節水機能のあるシャワーヘッドやアダプターを使用するのもよいでしょう。また最近では、節水効果が期待できる家電製品が多く販売されています。 例えば食洗機は、手洗いするよりも、使用する水の量を1/10～1/15ほど減らせる場合もあるようです。

節水コマは地域によっては無料で手に入る

通常よりも50％ほどの節水効果が期待できるとされる「節水コマ」は、各都道府県の水道局にて無料で配布されています。 ただし、なかには有料で購入するケースや、節水コマを配布していない地域もありますので、事前に確認しておきましょう。 出典 東京都水道局 ●くらしと水道 水の上手な使い方 ●よくある質問 節水について ●水道・くらしのガイド 限りある水を大切に使っていくために 水を大切に使う工夫（38ページ） 千葉県 意外とカンタン！節水の方法 埼玉県川口市 上下水道局で節水コマはもらえますか。 執筆者：FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー