センバツVの山梨学院ナイン、学校に凱旋 生徒ら100人出迎え
第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)で初優勝した山梨学院の選手らが2日、甲府市の同校に凱旋(がいせん)した。山梨県勢として春夏通じて初めて甲子園を制覇したナインを、生徒や学校関係者ら約100人が出迎えた。 【山梨学院vs報徳学園の熱戦を写真で】 歓喜の優勝から一夜明けた2日朝、大阪市内の宿舎をバスで出発した選手らは、学校近くの寮で制服に着替えた後、午後4時過ぎに同校に到着。正門近くの庭で帰校式に臨んだ。全選手が優勝メダルを首にかけ、進藤天主将(3年)は紫紺の優勝旗を、エースの林謙吾投手(3年)が優勝杯を手に整列した。 学校関係者が見守る中、吉田洸二監督は「チャレンジャー精神で臨んだ。これまで悔しい思いをしてきたが、それをぶつける大会になった。恵まれた環境にいながら何度も期待を裏切ってきた。長年の申し訳ない思いを生徒たちが晴らしてくれた」とあいさつ。進藤主将は「山梨の高校野球の歴史を塗り替えることができた。大会での経験を生かしてさらに頑張っていきたい」と飛躍を誓った。【照山哲史】