女性の起業に必要な「最後は自分で決める」姿勢 夫から「いつまで続けるの?」と言われないために
女性が家事や育児を両立させながら、起業で家計に余裕をもたせるにはどうすればいいのでしょうか。『さよならSNS集客』より一部抜粋・再構成のうえ、筆者が実際に経験した「週2日働いて年商350万円を超えるための具体的なステップ」をご紹介します。 ■いきなり退職しない! 仕事は続けて 起業を考える際に、会社員やパートなどの仕事をしている人には、その仕事を続けながら準備を進めることをおすすめします。副業が禁止されている会社であっても、収入を得るまでは時間がかかります。そのため「覚悟を決めて退路を断つ」「集中するために起業一本で」などはおすすめしません。
なぜなら、収入がなくお金がない状態では、判断力も行動力も鈍るからです。起業は「決めて、動く」の連続です。私が運営するビジネス塾でも「事業主の仕事は考えること」「意思決定の力が成功のカギ」と伝えています。いろいろな人の意見や情報を取り入れつつ、自分で決めるようにしてください。 やるもやらないも「自分で」考えて決めることが重要です。自分で決めないと、思うような結果が得られなかったときに他人を責めてしまいます。
「あの人がこう言ったから」「そのとおりにしたのにうまくいかなかった」など、原因を外に求めるようになると、何も解決しません。気持ちが保たなくなりますし、逆にうまくいったときの達成感も得られにくいのです。せっかく好きなことを仕事にしたのに、それではもったいないですよね。 意思決定には、大きな決断だけでなく、小さなことも含まれます。たとえば、ママ起業家の場合、仕事と家族のバランスをつねに考えなければなりません。朝は何時に起きるか、お昼寝はするか、夜に仕事をするか……これらもすべて意思決定です。
また、何をするかだけでなく、何をやらないか、引き際を決めることも大切です。少し厳しいようですが、頼まれごとを断れず時間を浪費し、「これはやらなくていいのにな」と思うムダなことを続けるのも、自分の意思決定の結果です。 お金がない状態だと「これをやめたら収入が途絶えるのでは」といった恐怖心が生まれるのです。 そして、お金がないと行動力も鈍ってしまいます。人に会いに行けない、損をしそうで一歩が踏み出せない、お金の不安からヤル気がそがれるということが起こります。