“移籍”か“残留”か…今オフのFA有力候補(6)プロ16年目の“FA去就”は…?
プロ野球のストーブリーグで大きな話題となるのが、フリーエージェント(FA)戦線だ。昨オフは山﨑福也、山川穂高、西川龍馬の3選手がFA権を行使し、国内移籍を決断した。今年も多くの選手がFA権を保有しており、動向が注視されている。そこで今回は、今オフのFA有力候補を紹介したい。
西野勇士(千葉ロッテマリーンズ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:183cm/90kg ・生年月日:1991年3月6日 ・経歴:新湊高 ・ドラフト:2008年育成選手ドラフト5位 今季は自己最多タイの9勝を挙げるなど、近年先発として安定した働きを見せている西野勇士。去就が注目されたが、チーム残留を決断した。 2008年育成選手ドラフト5位で千葉ロッテマリーンズに入団。高卒4年目に支配下契約を勝ち取ると、2013年には先発で頭角を現し、9勝を挙げた。 翌2014年は守護神に転向し、2年連続30セーブ・防御率1点台をクリア。その後は右肘の手術を受けるなどけがに苦しんだ時期もあったが、昨季は再び先発に戻り、8勝を記録した。 今季は20試合(122回1/3)を投げ、9勝8敗、防御率3.24の好成績。先発ローテーションの一角として、チームに不可欠な存在となっている。 そんな中、プロ16年目の33歳にして初の国内FA権を取得。今オフの動向が注視されていたが、残留を決断した。 ロッテは佐々木朗希がポスティングによるメジャー移籍が濃厚となっているだけに、西野の残留はより大きな意味を持つだろう。
ベースボールチャンネル編集部