小池都知事が定例会見4月15日(本文1)「もっとTokyo」はGo Toトラベルに合わせて再開予定
現在の感染状況をどう見ているのか
毎日新聞:はい。幹事社の毎日新聞、伊藤です。知事、よろしくお願いします。幹事社から2点伺います。まず、1つ目は新型コロナウイルスについてです。先ほど、知事からもお話がありましたが、リバウンド警戒期間が4月24日までということで、残り1週間余りとなりました。2週連続で、およそ7日間平均が7500人余りとなっておりますが、現在の感染状況を知事はどのように見ていらっしゃるでしょうか。また、警戒期間の延長など、25日以降の対応について現時点でのお考えをお聞かせください。 次は2点目です。政府の観光振興策のブロック割について、東京都の参加を望む声が他県の観光事業者の方などから上がっています。政府がこの適用期限を5月末まで延長することを検討しているという報道もありますが、ブロック割への参加や都民割「もっとTokyo」の再開について知事のお考えをお聞かせください。以上、2点です。 小池:それではまずコロナ関連で質問が幾つかございました。まず、現状についてどうかということですが、先ほども申し上げましたようにBA.2という新しい変異種、亜種に置き換わりが進んでいるということ。これはこれまでの株よりもさらに強いからこそ置き換わりが進むというわけですが、ポイントは重症化を防ぎ、そして医療の逼迫を招かないようにするかということで、いつも3時半にその意味で数字を、最新の数字を公表させていただいています。で、都におきましては、ご承知のように、第6次といいますか、第6波のときのピーク時に確保した医療提供体制をずっと維持をし続けております。その上でさらに高齢者、子供というところは、さらに強化するという体制で整えてきておりまして。
都の考え方は来週中に示す
で、最近の流れを見ておりますと、感染力が強いBA.2ではありますけども、これまでのさまざまな体制ということで、特にワクチン接種を進めてきているということで、感染の連鎖を断ち切る効果が期待できると。それと、さらにはそのワクチン接種の率を見ましても、若い世代の率がまだ少ないということで、特に若い方を中心に接種をお願いするというのが、これからのBA.2、今、BA.2に置き換わっているわけですが、それをさらに抑え込むという効果が期待されているところです。ぜひ、混雑した場所や時間を避けるなど、基本的な感染防止対策の徹底も引き続きお願いをしたいと思います。 それから、さらに、25日以降をどうするのかというご質問だったかと思います。先ほどから申し上げたように今リバウンドを警戒する期間としているわけですけれども、25日以降の対応については、今日また発表させていただく病床の状況がどうであるとか、重症化がどれぐらいなのかといったようなことを、専門家の皆さんによる分析も踏まえて、都としての考え方について、来週中にはお示しをしていきたいと考えていきます。 で、「もっとTokyo」ですけれども、Go To キャンペーンなどの再開などについては、言うまでもありません、都民、事業者、双方が感染予防策徹底をして、安全が確保されているということが必要になってきますので、先ほどからずっと申し上げている病床、重症者、感染動向、これらを見極めていく必要があるかと思います。こういった点なども踏まえながら、またGo To キャンペーンは国のイベントというか政策でございます。これらの、Go To キャンペーンなどの再開に当たっては、今申し上げたようなことを確認しながらということになろうかと思います。 それから、「もっとTokyo」ということについても、Go To トラベルに合わせての再開を予定いたしております。感染症のリバウンドに警戒をして、その状況を見極めながら、専門家の意見を聞いて慎重に判断をしていきたいと思います。以上でございます。 毎日新聞:ありがとうございました。それでは各社の質問に移ります。質問のある方は挙手ボタンを押して知事の指名を受けた上で、所属と氏名を名乗ってから質問をお願いします。 小池:はい。では、手があがっている神崎さん、日刊工業新聞の神崎さん、どうぞ。