真面目な40歳妻がPTAで浮気?小1息子も泣いた疑惑の真相と夫の決断
「PTA活動で出会った保護者同士、保護者と先生が、恋愛関係になる事例も多いです」と言うのは、キャリア10年以上、3000件以上の調査実績がある私立探偵・山村佳子さんだ。彼女は浮気調査に定評がある「リッツ横浜探偵社」の代表だ。 【マンガを読む】「いつもきれいで優しい同級生のママ」と思ったら…ママ友への疑惑 2024年7月12日、奈良県生駒市の小学校のPTA会長だった女性が、PTAの銀行口座から55万円を不正に引き出した疑いで逮捕された。PTAはボランティアで子どもと学校をつなぐ役割だが、そこでお金や恋愛のトラブルのニュースも後を絶たない。また、岡山県内のPTAでつくる県のPTA連合会が2024年度末で事務作業を停止し、2025年の3月に解散するという。都道府県規模の連合会が解散するのは全国初の事例だと注目されている。 PTAのあり方が問われていることは間違いない。 今回山村さんのところに相談にきた43歳のエンジニア・竜也さん(仮名)は、結婚15年になる妻が「PTA活動をし始めてから変わってしまった」と相談に来た。息子は1年生でPTA活動を始めて数ヵ月なのだが……。前編「「パパ、行かないで!」小1の息子の涙で判明。PTAに熱心な40歳妻への「疑惑」」に続き、その調査の詳細を伝える。
学生時代からボランティアしていたふたり
竜也さんと妻の最初の出会いは小学生のときの吹奏楽部。初恋の人だった妻と再会したのは、大学の里山保全サークルです。ふたりとも、ボランティアで地域をよくする活動をしたいという思いがあったのです。そして竜也さんから猛烈にプッシュして妻と交際に漕ぎ着けます。 「交際にこぎつけた」と書いたのは、妻がしばらく結婚に応じなかったから。実は浮気を繰り返す母親に育てられ、性や結婚へのタブー感が強かったのです。性交渉も常に無反応で部屋を真っ暗にして行っていたそうです。竜也さんは妻を心から愛しており、一緒に生きていけることが幸せだったので、それも受け入れていました。 妻の希望もあり、子供は作らない予定でしたが、結婚6年目にバリ島に旅行したときに、開放的な気持ちになり心身ともにお互いを受け入れたところ、妻は妊娠し出産。妻は子育てに専念するために、勤務していた会社を退職し、専業主婦に。竜也さんは妻の希望を受け入れ、郊外に庭付き一戸建てを購入。 妻子がいることも励みになり、会社内で順調に出世をしていきます。妻は息子の幼稚園の頃からPTAに参加し、地元の小学校でもすぐPTA本部の重職を任されるようになりました。この小学校は、PTA活動が盛んで、運動会やバザー、登下校の見守りだけでなく、花壇の水やりや、ビオトープの環境整備までPTA役員が行っているとのこと。 6月のある日、竜也さんが夏に1週間の海外出張に行くことを息子に伝えると、「パパ行かないで。夜一人になるのは怖い」と息子が泣き出し、妻が夜たびたび不在にすることがわかったのです。 妻の様子を観察すると、下着がレースのものに変わっていたり、家族の共通タブレットに性の技巧の検索履歴があるなど、不審な点を多々見つけたのです。竜也さんの希望は、妻と相手の男性を別れさせること。早速調査に入りました。