2050年の自分と出会える「REBORN体験ルート」 大阪パビリオン推進委が展示概要を発表
2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会は25日午後、大阪市内で開いた総会で、大阪府・大阪市が出展する大阪ヘルスケアパビリオンの展示概要やパビリオン工事の進捗などを報告した。 【拡大写真】今年2月末の夢洲・万博会場の様子
パビリオン工事は予定通り進捗
大阪ヘルスケアパビリオンにおけるメイン展示は「REBORN体験ルート」。同ルートでは、各来場者の医療や健康などの情報である「PHR(パーソナルヘルスレコード)データ」を元に、それぞれの25年後の姿のアバターを形成する。その後、パビリオン内での未来のヘルスケア体験などを経て、アバターが生まれ変わった姿になる、という趣向。 パビリオン内ではこの他、中小企業やスタートアップの技術・サービスを展示する「展示・出展ゾーン」、大阪産(もん)の食材などを紹介する「ミライの大阪の食・文化」などを用意する。 パビリオン工事については、掘削工事、基礎工事、躯体工事を経て、現在は、外装・内装工事および膜屋根工事の段階。事務局によると工事は予定通り進んでおり、今後は外構工事などを経て、11月以降に展示の工事を開始する予定という。
出展企業数は3月25日時点で377社
総会後には「展示・出展ゾーン」の出展企業発表会も行った。出展企業数は3月25日時点で377社。今後も増える予定という。 終了後の囲み取材で、同委員会の会長を務める大阪府の吉村洋文知事は、「(大阪ヘルスケアパビリオンでは)未来の自分を変えられるという体験ができる」とセールスポイントを強調。 展示の全てのストーリーなどの詳細は今秋に発表予定とし「ぜひ多くの人に楽しんでもらいたい」と訴えた。 (取材・文:具志堅浩二)