<大阪・関西万博>開幕まであと13か月強 会場建設の様子
2月28日、咲洲(大阪市住之江区)にある「さきしまコスモタワー展望台」から、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場となる夢洲(同此花区)の工事の様子を撮影しました。
「リング(大屋根)」は、前回の記事(1月12日配信)まで5か所で組み立てが行われていると紹介してきましたが、この日はそのうちの2つがつながっていました。リングの屋根の上ではヘルメットを被った人々が作業を行っていた他、集まって何かを話し合っている様子も確認できました。
別のリング建設地では、手前のクレーンで視界がさえぎられてやや見えにくいのですが、「世界最大級の木製リングをつくっています」という横断幕が掲げられています。リングの向こう側では「静けさの森」の植栽がさらに進んでいた他、リングの手前では日本館の建設地と見られる場所で土地が掘り下げられていました。
大阪府・大阪市が出展する大阪ヘルスケアパビリオンの建設地では、建物を覆う白い網状の構造物の表面に何か透明な部材が貼られており、光沢を放っていました。 万博会場では海外パビリオンの建設遅れが課題として指摘されてきましたが、2025年日本国際博覧会協会の公式サイトによると、23年12月19日にイタリアパビリオンの起工式が行われた他、フランス、バチカンが出展テーマ・コンセプトを発表したとのことです。これら海外パビリオンも含めて、今後も会場建設の模様をお伝えしていきます。 (取材・文:具志堅浩二)