秋田市の国際教養大学・学生宿舎は月3万円 食事は?
学生生活 お金のリアル(秋田市)
「国際的な進路を考えるならこの大学がいいよ」と高校の教師に勧められて、大阪から秋田市の国際教養大学(AIU)に進学した森ひろみさん(仮名)。現在は、学生宿舎で先輩とルームシェアをしています。初めて体験する雪深い秋田での充実したキャンパスライフと、日々の生活にかかるお金について聞きました。 【写真】1か月で必要なお金は?家計簿はこちら
魅力は「すべて英語で行う授業」
――なぜ国際教養大学への進学を決めたのですか。 高校生の頃から英語に興味があって、大学時代に留学したり、将来は海外に行ったりしたいという思いが強くありました。国際教養大学は授業をすべて英語で行うことや、留学が必須となっていることに魅力を感じました。ほかにも英語教育に力を入れている大学を受験しましたが、国際教養大学が第1志望でした。お世話になっていた高校の英語の先生が国際教養大学出身で、「とてもいい大学だよ」と勧めてくれたことも、進路を決めるきっかけになりました。 両親は私の意思や決定をいつも尊重してくれるので、「行きたいと思う大学ならどこでもいい」と言ってくれていました。でも、地元の大阪から遠く離れた秋田に行くのはきっと心配していたと思いますし、「授業はすべて英語」「留学が必須」といった他大学にはない特徴がなければ、反対されていたかもしれないと思います。 ――大学入学前に大学に行ったことはありましたか。 オープンキャンパスには行けなかったのですが、受験することを決めてからキャンパスを見に行ったことがあります。キャンパスのあちこちで海外の留学生の姿を見かけて、こういうグローバルな環境で勉強したいという思いを一層強くしました。 ――留学はどこに行ったのですか。 台湾の天主教輔仁大学(Fu Jen Catholic University)に留学しました。なぜ台湾を選んだかというと、1年のときに中国語を履修してから中国語と中国ドラマにハマってしまい、中国語圏に留学して中国語を話せるようになりたいと思ったからです。コロナ禍で、中国本土の大学が留学生の受け入れを再開していなかったこともあり、もともと興味のあった台湾の大学への留学を決めました。2年次から1年間の交換留学でしたが、英語に加えてもう一つ外国語を身につけられて有意義でした。