「ヘナで白髪染め」がオシャレに進化! 人気ヘアサロンの白髪率別「ヘナ染め」実例3選
こんにちは。美容エディターの伊熊奈美です。 今回は、こんな質問にお答えします! 「30代ですが白髪が多めです。美容師さんに『トップの髪は白髪率80~90%』と言われ、これからずっと染め続けることを考えると、『ヘナ染め』が気になってきました!ヘナスタイルについて教えてください」──ゆみりん・37歳
まず知っておきたいヘナの基礎知識。植物染めの「ヘナ」はヘアカラーと何が違う?
「ヘナ染め」はインドや北アフリカ原産のhenna(ヘンナ)というオレンジ色の色素をもった植物(樹木)の葉を使った草木染めのことです。葉を摘み取って乾燥させ、パウダー状にしたものを湯ときし、髪に浸して染めます。詳しくは以前の記事を参照してくださいね。 一般的なヘアカラーとは違う部分が多く「ヘナで染めると何色になるのか」がわかりづらいので、少しだけおさらいをしておきましょう。
【白髪の量が10%以下程度の場合】
白髪量が少ない場合は、ヘナ100%のパウダーで染めるのが一般的です。白髪はオレンジ色に、黒髪はほんのりオレンジのニュアンスが出るものの基本的には黒のまま。オレンジ色に染まった白髪は、染めていない白髪と比べると黒髪になじんで黒色とのコントラストが弱まるため、白髪の存在が目立ちにくくなります。
【白髪の量が10%以上の場合】
へナ100%で染めると全体としてオレンジ色の髪の分量が多くなり、明るく鮮やかな印象になります。そこでヘナに別の植物を合わせ、ブラウンや黒髪に寄せていく場合が増えます。合わせる植物は総称してインディゴと呼ばれるアイ(藍)が代表的。オレンジとブレンドすると、青みニュアンスのあるブラウン~黒の髪になります。市販のヘナパウダーでブラウンやダークブラウンといった色名のものは、こういった別の植物がブレンドされたヘナです。
「uka」が提案する、最新ヘナカラースタイル3選
オレンジやブラウン、黒髪がヘナ染めカラーの基本ではあるものの、部分的に色素を抜いて明るくするハイライトという美容師の技術が加わることで、ブラウンの色の幅が広がり、表現できる色が増えます。 そこで、相談者のゆみりんさんの質問に答えるべく、髪の傷みや頭皮のアレルギーなどを気にせず使えるヘアカラーを探求し国産ヘナを独自にプロデュースしている人気トータルビューティーサロン「uka東京ミッドタウン六本木」に協力してもらい、白髪量が多くなったときはどんなカラーが楽しめるのか、ヘナカラーによる最新スタイルを紹介してもらいました!