1000万円以上高く売れるマンションには共通点がある?! 売却活動や物件選びのポイントをプロが解説!
マンションを高く売るための売却活動3つのポイント
物件選びだけでなく、マンションの売却活動の際にも、ポイントがあります。 掃除をしてきれいな状態を保つ、購入検討者の内覧にはスケジュールを調整して必ず対応するといったものは、あらゆるWebコラムや書籍などで紹介されているので割愛しますが、私がこれまで取引をしてきたなかで、特に感じた要点を紹介します。 1、売却は1年前から計画し、ハイシーズンを狙って売却する マンションの売却は、検討段階から物件引き渡し、売買代金の受け取りまでに、おおむね6カ月から8カ月程度の時間を要します。それまでに、依頼する不動産会社を選んだり、物件をきれいにしたりと、さまざまな準備が必要となります。そのため、売却を急いでしまったがために足元を見られ、値引きに応じるといった事態を避けるためにも、1年前から計画することをおすすめします。 また、ハイシーズンと呼ばれる1月~4月の間に売却した方が高値になる可能性が高まります。 不動産の売買は、賃貸と比べて年間を通して取引件数に浮き沈みが少ないと言われていますが、物件への問い合わせ件数や反響数は1月~4月が多いです。つまりマンションの売却を検討するのであれば、翌年の1月~4月の間での売却を見越して、前年の4月までには売却準備を始めるようにしましょう。 2、自身でマンションの価格査定をする 私が売却のお手伝いをする際、必ずお客様自身でマンションの価格査定を行っていただくことにしています。マンションの査定は比較的簡単です。周辺の成約坪単価を自分のマンションの広さに当てはめるだけです。過去の成約事例は不動産会社が持っていますし、不動産ポータルサイトから周辺で売りに出されているマンションの価格を参考にしてみましょう。 自分で電卓をたたいて、査定した価格を基準として知っておく。そうすれば、売却の委任契約を取りたい不動産会社が相場からかけ離れた査定をし、高値つかみをしてきたとしても、きちんと違和感を持って判断することができます。不動産会社との折衝で、言いくるめられないように対策しておくこと、予防線を張っておくことは重要です。 3、複数の不動産会社に査定や売却を依頼する やはり、複数の不動産会社に査定や売却を依頼することは重要です。ただし、複数に依頼をして価格を比較するわけではありません。価格は自分で査定して把握していますから、あとは複数社に依頼してどの営業担当が力を持っているのかを見て選びましょう。 デキる営業担当を見極めるポイント、私は信頼関係構築がすべてだと思っています。ヒアリングをせず、いきなり査定書を出す。商談の場ですぐパソコンを開くといった行動は要注意かと思います。 きちんと会社・自己紹介をして、丁寧にヒアリングし、そのうえで価格や提案をしてくれる。一見当たり前のことですが、これがなかなか難しいのです。当たり前のことを当たり前にできる営業担当であれば信頼できるでしょう。 651e3fef905bd44d04000001
高田一洋