小学生も無料!五感で楽しむ「オバケ?」展は、夏休みのおでかけに最適です【9/29まで】
大人も頭を使って、じっくり見たい展示ばかり!時間が足りない…
続きまして、大人視点でのおもしろポイントをご紹介します。 ♦️あれもこれもオバケ?かもしれない!「オバケ研究所」 「オバケ研究所」ゾーンでは、様々なジャンルのクリエイターが研究員となり、漫画や文章、写真、インスタレーションなど……それぞれの表現を使って、オバケに関する研究発表をしています。 特に思考を巡らせながら、何度もぐるぐると見入ってしまったのは、グラフィックデザイナー「Allright Graphics(オールライトグラフィックス)」の展示です。 日常にひそむ様々な“これもオバケかもしれない……”が収集されたという展示。普段使っているようなフェイスマスク、自立するように置かれたゴム手袋、無造作に脱がれた“抜け殻”のような洋服などなど。 見方によってはあれもこれもオバケ!? そんな研究成果が集められた展示がとてもおもしろい! 実は私も日頃から気になっていた「歩行者専用」の道路標識に描かれた親子も、オバケの疑いを受けていた! そうそうこの2人の絵、よくみるとなんかヌメっとしていておかしいなって思ってたんですよ。 この展示を見た後は、外に出ても娘と「ねぇ、これもオバケかもよ……」なーんて、オバケ探しが止まりませんでした。 この展示以外にも、オバケ研究員の皆さんの独特な視点を楽しめる、様々な研究成果が披露されています。大人にはぜひじっくりと味わってもらいたいゾーンです。 ♦️いろんなクリエーターの「オバケ」表現に感嘆! 今回すごい!と感じたのは、「オバケ」をテーマに制作された、多くの作家さんの“新作”が一気に見られること。 自分も一応、絵を描く人間として、自分だったら「オバケ」をテーマに何を描くだろうかと考えながら観てしまいました。表現方法は、本当に様々。うわぁ、オバケをそうとらえたかぁ……!と唸る作品もいくつかありました。 いつもは、ひとりの作家にフォーカスを当てた展覧会を見に行くことが多い私たち親子でしたが、人それぞれの受け取り方・表現の仕方があるんだということを楽しみながら体験できる、よい機会でした。 子どもにとっては、現代アート鑑賞の入門編とも言えるかも!? ♦️圧巻の「オバケ?絵本500冊」 ここは、わたしも娘もどちらも長居してしまった場所! なんと「オバケ」をテーマに絵本家の広松由希子さんが選書された500冊もの絵本がズラーリと展示されています。下から3段目までは、実際に手にとってその場で読むことも可能。 知ってる!という有名なオバケ絵本から、え、これもオバケととらえますか!? という絵本、海外の貴重な絵本などなど、本当に幅広く選ばれた500冊が私たちを迎えてくれます。じっくり読みだしたら、ここだけで何時間でも遊べちゃう!という贅沢な空間でした。