「非常に悔やんだ1年を送ってきました」3年連続PO進出の山形、相田社長が昨季の最終戦セレモニーでの発言を後悔
[11.10 J2第38節 山形 4-0 千葉 NDスタ] J2最終節が10日に行われ、5位モンテディオ山形は本拠地のNDソフトスタジアム山形で6位ジェフユナイテッド千葉に4-0で快勝した。これでクラブ新記録の9連勝を達成。4位でのJ1昇格プレーオフ進出が決まった。クラブは試合後、ホーム最終戦セレモニーを実施。代表取締役社長を務める相田健太郎氏が昨季の同セレモニーでの発言について語った。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 山形は昨季も最終節の勝利でプレーオフ出場権を獲得。相田社長はスピーチの中で「このような表現がいいのか分かりませんが、皆さんやってまいりました。我々が大好きなプレーオフです」とファン・サポーターに呼びかけ、会場を沸かせた。 しかし、プレーオフ準決勝で清水エスパルスの本拠地に乗り込んだ山形は0-0のドロー。年間順位で下回るため敗退となり、またしてもJ1昇格を逃した。 “魔境J2”と呼ばれるリーグで3年連続のプレーオフ進出は決して簡単なことではないが、J1定着を目指すクラブにとっては、その先にたどり着けていない不本意な結果ともいえる。 相田社長は「昨年ですね、私はここでちょっと浮かれた発言をしてしまいまして、非常に悔やんだ1年を送ってきました」と心境を告白。「(プレーオフに)出場することが我々の目的ではなくて、今回昇格することが私たちモンテディオ山形の最終的な目標だと思っております」と明言した。 年間順位4位の山形は、12月1日のプレーオフ準決勝で5位ファジアーノ岡山をホームに迎え、勝ち上がった場合は同7日の決勝で3位V・ファーレン長崎と6位ベガルタ仙台の勝者と戦う。 相田社長は「大きな山があと2つ残っています。その2つの山を越えて、新たな大きな山に挑戦できるようここからクラブ全員で頑張ってまいります」と、2014年以来のプレーオフ優勝を誓った。