「新しく買ってもクローゼットに服が根付かない」悩みの40代エディター。“3つのルール”で手放したら、残ったのは「全部で50着」でした!
モデルでもスタイリストでもない自分がコーデを記事にするなら、面白い切り口を考えなきゃというプレッシャーを自分自身にかけていた
二つめは、mi-molletの「スタッフの今日のコーデ」という企画に参加させてもらうようになったことです。それまで自分のコーディネート写真を撮ってそれに文章を付けるという作業をしたことがなかったので、とても楽しく、おしゃれのモチベーションも以前より上がるようになりました。 ただ、モデルでもスタイリストでもない素人の私が自分の着こなしを記事にするなら、日々のコーデを撮って出すだけでは不十分で、「読者の方に少しでも楽しんでもらえるような切り口を考えなくては!」と、回を重ねるごとに自分で自分に謎のプレッシャーをかけていました。「おしゃれな人って見られたい」という見栄も少なからずあったと思います。 さすがに記事のために服を買うことはなかったけれど、毎週更新のため、常に「今日のコーデ」の切り口のことが頭の中にあり、無意識のうちに新しいアイテムを投入しなくてはと囚われていました(今は頻度を隔週に減らしてもらい、始めた頃のようにワクワクしながら書いています)。
他人目線に振り回されて、本来楽しいはずのおしゃれが苦しくなってしまった
「3ヵ月ごとの衣替えルール」の記事を書いた一年前は、「私のクローゼット、かなりいい感じ!」と思っていたのですが、このような仕事内容の変化により、「私のワードローブにはあれも足りないしこれも足りない、読者の方に少しでも面白いと思われたい、おしゃれな人って思われたい」という欠乏感や虚栄心でいっぱいに。今どきの言葉でいうと、私のおしゃれはすっかり他人軸に振り回されまくっていたんだと思います。 本来楽しいはずのおしゃれがなんだか苦しい……。これではダメだと思ったのが5月の終わり。新しい服を買うことを再びストップして、お金がなくてもおしゃれをすることにワクワクしていた学生時代のように、手持ちの服で楽しむ工夫をあれこれ考え始めました。 今年の夏はとにかく暑かったので正直おしゃれどころではなかったこともあり、新しい服を買わないことに特にストレスを感じず過ごすことができました。このまま服を買わずに過ごせるかも?と思っていたのですが、8月の終わりになると夏服に飽きてきて、手持ちの服での工夫も限界に達し、本当は「半年間買い物をストップする」と密かに掲げていた目標を破り、買い物熱が再燃。そしてまた買っては後悔……。 まるで極端なダイエットをしてはリバウンドを繰り返す人のようです(笑)。