「新しく買ってもクローゼットに服が根付かない」悩みの40代エディター。“3つのルール”で手放したら、残ったのは「全部で50着」でした!
今すぐ外に出かけたくなる服以外は手放したら、残ったのはオールシーズン46着でした
10月に入ってすぐ、「もう一度本腰を入れてクローゼット整理に取り組もう!」と思い立ち、おしゃれの主導権を自分に取り戻したい一心で、今だかつてないほど服を減らしました。今までは「別に私、ミニマリストになりたいわけじゃないし、こういう仕事してるし……」と自分に言い訳をしていましたが、今回ばかりは完全に自分目線で、「現在の私が今すぐ外に出かけたくなる服以外は潔く手放そう」と強く思い、何かが乗り移ったようにすごいスピードで服を仕分け、残った服を数えてみたらオールシーズン合わせて46着になっていました。 手放した服は以下3つのどれかに当てはまりました。
1.スタイルが悪く見えると「自分が」感じる服
朝出かけるとき、一度は着たもののやっぱりやめようと着替えるときは大抵、「なんか太って見える、脚が太く見える、後ろ姿が逞しく見える」などと感じたときです。「自分が」というところがポイントで、母親や友達に「この服太って見えるよね?」と聞くと大抵「そんなことないよ」と言われますが、自分が一度そう感じたらやっぱり着る機会は減るし、この先見違えるほどスタイルアップするとも思えないので、思い切って手放しました。
2.手入れが大変な服
色も形も気に入っているけれど、表面が毛玉になりやすいウール混の素材だったためか、摩擦ですぐに毛玉だらけになってしまう中綿コート。毛玉取りを持ち歩くのも億劫だし、犬の散歩用に使おうと思ってもやっぱり着るたびにちょっと残念な気分になるので手放しました。 この中綿コートを買った数年前を思い出すと、確か冬のセールで「このブランドにしてはお買い得だし、せっかく来たんだから何か買いたい」と思って買った気がします。セールでの買い物が悪いわけではないけれど、心底欲しくて買ったわけではない服は、結局は手放すことになるのかもしれません。
3.思い入れ系の服
いただきものや、今この値段じゃ絶対買えないよねというヴィンテージのニット、名品といわれているベーシックなコートなど、服としての機能にプラスして何らかの思いが乗っている服も今回手放しました。何度鏡の前で試着しても結局は外に着ていくことのないこれらの服を手放したら、心の中にあった執着のようなものも同時に手放せたようで、思いのほか心が軽くなって驚きました。 ちなみに手放すときはすべて、ブランドの買取サービスに出すか、H&Mや区の古着回収ボックスに持って行きました(回収された後の服が結局どうなっているのかは分からないので、自分の罪悪感を軽くしているだけかもしれませんが)。 「オールシーズン50着」という枚数は驚くほど少ないわけでないとは思うのですが、ある程度バリエーションのあるおしゃれを楽しみたい私が健全にマネージメントできる適量なのかなと感じています。次回の記事では、人生で一番整ったと感じている私のクローゼットの詳細をご紹介したいと思います。 構成・文/堂坂由香
堂坂 由香