週末北欧部chikaさんに聞くフィンランド流「頑張らない日の夜ごはん」【レシピ付き】
長い冬でも病まないため(?)趣味を充実させる。きのこ狩りレッスンは大人気でキャンセル待ち!
緯度の高いフィンランドは冬場の日照時間が非常に短く、しかも冬の期間が長いですが、精神的に参ったりしませんか? 週末北欧部chikaさん(以下chika):フィンランド人の友人に「長い冬で病んだりしないの?」と聞いたら、その工夫として「『病む=考える隙がありすぎる』だから、趣味を持つことでその隙間を埋めてるかもしれないね」と返ってきて。ヘルシンキ市や大学が様々な文化コースを開催していて、私も余暇を上手く過ごすためにも、冬場に病まないためにも、受講して生涯続けられる新しい趣味を探しています。最近は、ポルスカという北欧の伝統的なダンスのワークショップに参加しています。フィンランドの秋の風物詩でもあるきのこ狩りのレッスンにも申し込んだのですが、大人気でキャンセル待ちしています(笑)。それと今月から、社会人向けの夏期講座でフィンランド語のレッスンを受講しています。 『フィンランド くらしのレッスン』でもきのこ狩りについて描かれていましたが、キャンセル待ちが出るほど大人気とは(笑)。フィンランドは社会人向けの学び直しの講座が豊富で、大学や大学院の授業料が無料で社会人の再入学のハードルが低く、キャリアチェンジしやすいことも言及されていました。コロナ禍以前からリモートワークが定着していたり、柔軟な働き方が可能なようですね。現在のchikaさんのお仕事の日の1日のスケジュールを教えてください。 chika:9時頃から仕事を始めて、17時には終えることをルールにしています。日本との時差が7時間(3月~10月はサマータイム導入につき6時間)なので、午前中に日本の取引先とミーティングを入れることが多いです。個人事業主になり家で働くようになって、初めのうちは長時間働いてしまったり集中できなかったり、となかなかメリハリがつけられず、同僚もいないので社交の場が一切無くて落ち込み気味な時期もありました。そういった悩みもヘルシンキ市のビジネスアドバイザーさんに「皆さんどうしてるんですか?」と相談できました。現在は週の半分は自宅で、半分はシェアオフィスで働くようにしています。シェアオフィスは17時には閉まります。終業後は週に2回はフィンランド語のオンラインレッスン、それと週1で空手のレッスンも受けて、習い事がない日は近所の水辺を散歩して過ごしています。