大阪府・吉村知事が定例会見10月7日(全文1)東京を代替できる副首都目指す
10月1日から予防接種開始
もう1つはやっぱり医療提供体制が非常に重要ですので、医療提供体制の逼迫を防ぐというために、今回、市町村とともにインフルエンザワクチンの接種に掛かる自己負担については無償化をいたします。65歳以上の方、10月1日から始めています。市町村によって若干開始時期は異なりますけれども、接種を希望される方はお早めにお願いしたいと思います。 それから10月26日以降については医療従事者の方、そして基礎疾患を有する方、妊娠されている方、それから小学校2年生までの小さなお子さんについても、10月26日からお早めにインフルエンザのワクチンを、予防接種をぜひ受けていただきたいと思います。よくワクチン足りるの? っていう話が出ます。今、国でも公表していますが、例年よりも早いペースで、そして多い供給量をしているという状況です。 全国で成人量にして約6300万人分のインフルエンザワクチンを供給予定と。これは昨年度比で7%増ですけれども、そういうふうに国からも報告を受けています。そして10月の第1週で予定量の約半数が医療機関にもう供給見込みと。早く、大量に供給しているという状況でもありますので、このワクチンがなくなるんじゃないかという不安もあるんですが、まずはやっぱり65歳以上の方、命の危険にさらされる可能性の高い方、接種も無償にしてますので、ぜひお早めにインフルエンザのワクチンの接種を受けていただけたらと思います。 次に2点目です。2点目は健康寿命の延伸についてです。大阪府の健康寿命というのは全国で見ても比較的低い位置にあります。差はそれほど、実際はそこまで多くはないのですが、はやり全国で見ても低位にあるということです。そして介護の認定率の高さについては非常に高い認定率になっているという状況です。
フレイル予防の取り組みを実施
ですので介護が必要となる原因の1つといわれるフレイルというのがあるんですが、そのフレイルの予防が非常に重要です。今回はそのフレイル予防についてです。フレイル予防をすることによって、健康寿命を延ばしていこうと、延伸していこうと、健康づくりをやっていきましょうということです。 ここにあります、フレイルっていうことはなんなのっていうことですが、こういうことです。要は年齢とともに心身の機能っていうのは当然衰え始めます。そういう状態です、フレイルっていうのは。この4つのバランス。運動、それから栄養、口腔、口ですね。それから社会・心理、これは心ですけれども、心とか生活。4つの機能それぞれが低下することによって、バランスが崩れることによってフレイルの状態になるということです。 フレイルに該当する人の割合ですけれども、これは実態調査をしますと、40代、50代でもフレイルと認定される方っていうのは比較的高い割合でいると、高齢者だけの問題ではないということです。このフレイルに認定するかどうかっていうのは、厚労省の定める基本チェックリストっていうのがありますので、それに基づいて7点以上の方はフレイルに該当というふうに判定をしていっています。 ですので、このフレイルの状態を解消するためにも定期的な運動であったり、食生活の改善、生活習慣の見直しをぜひしてもらいたいと思います。まずはここに「健活10」ということで、さまざまなプログラムがありますけれども、ぜひそういった健康活動をしてもらって、アスマイルでもポイントをゲットして、健康な生活ということを心掛けてもらえたらと思います。早めに気付いて若いころからフレイルの芽を予防していってもらいたいと思います。そして生活習慣病予防のためにもがん検診をしっかり受けていただけたらと思います。 これは大阪府での取り組みになりますが、働く世代からフレイルとなる方を早期に発見して健康づくりの取り組みを促す、そういったフレイル予防の取り組みを実施しています。全国知事会、先進政策バンクでも優秀賞を、第1位を受賞したという、そういったモデル事業です。まず特定健診において生活習慣病のリスクを判定するわけですが、これは特定健診に加えてフレイルチェックというのをやります。