「センスがいい人」だけが知っている〈服を選ぶ基準〉とは。骨格診断に顔タイプ診断…「診断迷子」になっていませんか?体型診断はあくまで目安
◆体型をチェックしてみましょう 用意するものはスマホだけ。メジャーは必要ありません。 1 写真を撮る 全身が映る鏡の前に、両足を肩幅くらいに広げて立ちます。首から膝上くらいまでが収まるように、スマホで写真を撮りましょう。 撮るときは、イラストのように体のラインが見える服を着ると、体型がわかりやすくなるのでおすすめです。 2 写真に線を引く 写真を撮ったら、肩幅、バスト、ウエスト、ヒップの4か所に横線を引きます。 肩幅は両肩のいちばん広い位置、バストはいちばん高い位置、ウエストはおなかの真ん中あたりの自然な位置、ヒップはいちばん広い位置です。 3 線の長さを見ながら、チャート診断を行う 4本の横線の長さを比べながら、下のチャート診断を進めてみましょう。
◆体型診断はあくまで「目安」 ボディタイプ診断は、いかがでしたか? ここでご紹介した診断は、あくまで「着たい服を自分に似合わせる」ためのちょっとした知識であり、目安です。決して各タイプですすめられた服しか着てはいけないという「縛り」ではありません。 「服とは、なりたい自分になるためのツールである」ということを理解して頭に入れておいてくださいね。これを忘れてしまうと、どうしても「診断に依存する」「診断に振り回される」という状態になってしまいます。 「骨格診断では『ウェーブだからフェミニンなものが似合う』と言われたけれど、顔タイプ診断では『クールカジュアル』と言われて、どちらを選べばいいか困ってるんです」 「私はフェミニンなものが好きなんですけど、骨格診断では『ナチュラルだからカジュアルなものが似合う』と言われたので、そちらを着たほうがいいんでしょうか?」 これらは、典型的な「診断迷子」の例です。こうなってしまわないように、ファッションの本来の目的をしっかり心に留めておいてくださいね。 とはいえ、服を選ぶときに「私の体がきれいに見えるのはどっちの服だろう」「迷ったときはやっぱり診断に従うべき?」などと、悩んでしまうことはあると思います。 こんなとき、私の答えはただひとつ。 「あなたが好きなほうの服を着てください」以上です。 そんな適当な……と思われたでしょうか?でも、私がこう言うのには、ちゃんとした2つの理由があるのです。