【ボクシング】25年の武居由樹は統一戦？那須川天心戦？ 大橋会長「戦うべき相手がいる」
プロボクシングWBO世界バンタム級王者武居由樹（28＝大橋）が「イブ決戦」となる2度目の防衛戦に向けて練習を公開した。24日、東京・有明アリーナで同級10位ユッタポン・トンディー（31＝タイ）とのV2戦に備え、5日には横浜市の所属ジムで練習公開した。公開練習前に武居本人、武居を指導する元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナー（41）とともに、所属ジムの大橋秀行会長（59）も一緒に会見。25年の武居の防衛戦ロードについて言及した。 アマチュア時代、五輪連覇の前WBO世界フェザー級王者ロベイシ・ラミレス（キューバ）を下した経験のある無敗挑戦者ユッタポンとのV2戦を組んだ大橋会長は「今回もなかなかの強敵。これに勝てば来年、また武居由樹が大きく伸びるのではないかと思う相手を選びました」と意図を明かした。さらに「あと来年に向けて戦うべき相手がいるので負けられない」とも付け加えた。 25年、武居は世界ランカーでWBOアジア・パシフィック同級王者の那須川天心（26＝帝拳）との対戦を希望している。さらに世界同級は、WBA王者堤聖也（角海老宝石）、WBC王者中谷潤人（M・T）、IBF王者西田凌佑（六島）と日本人王者が独占している。武居自らも那須川戦とともに他団体王者との統一戦も口にし始めた。 世界王座を懸けて日本人対決が組まれる可能性も十分にある。大橋会長は「バンタム級は日本人王者がいるから？ はい」と言うにとどめたが「戦うべき相手」は那須川だけではない様子だった。
