またも挑発された井上尚弥

　ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（31＝大橋）がIBF＆WBO同級1位サム・グッドマン（26＝オーストラリア）との防衛戦（24日、東京・有明アリーナ）を控えるなか、あの男が再びモンスターを挑発した。 　WBA同級1位ムロジョン・アフマダリエフ（ウズベキスタン）は自身のインスタグラムでショート動画を公開。「井上尚弥、俺を避けるのをやめろ！」などと呼びかけた。かねてアフマダリエフはモンスターとの対戦を熱望。これまでにも、挑発的な言動を繰り返している。 　しかし、井上はグッドマン戦を選択し、来年もWBC同級1位アラン・ピカソ（メキシコ）やWBC世界バンタム級王者・中谷潤人（M・T）との対戦が優先されそうな雲行き。一方のアフマダリエフは、14日に同級8位リカルド・エスピノサ（メキシコ）とモナコ・モンテカルロで暫定王座決定戦を控えている。 　米専門サイト「BOXING　NEWS24/7」は「いまだに〝モンスター狩り〟を続けるアフマダリエフ」と題する記事を掲載。「アフマダリエフが（エスピノサに）勝利し、しかも見事な勝利を収めたと仮定すると（試合後の）インタビューを受けている間、リングの真ん中でアフマダリエフが誰の名前を呼ぶかは想像がつくだろう。井上は次に12月24日にサム・グッドマンと対戦するが、彼が現役で負けていない限りMJ（アフマダリエフ）は『モンスター』の名前を叫び続けるだろう」と記している。