Suicaが2025年から大きく変わる! エリア撤廃、2万円超の決済&あと払い、タッチ不要など解説
【1】Suicaの利用エリア間移動が可能に!
鉄道ファンならご存じだと思いますが、現在、Suicaの利用エリアは首都圏以外に仙台、新潟、盛岡、青森、秋田の6つがあり、各エリア間をまたいでSuicaだけで移動することはできません。
しかし、Suicaの情報をセンターサーバーで管理をすることによって、2027年春頃にはSuicaだけで各エリア間の移動が可能となるとのこと。たとえば、Suicaで常磐線を上野から仙台まで乗車するようなことが可能になるんですね。
また、Suica未導入エリアでも、モバイルSuicaアプリの「スマホ定期券(仮)」の画面を提示すれば利用可能になりますし、将来的にはスマホのGPSを利用した位置情報によって、JR東日本の全線でSuicaを利用できるようになるそうです。これが実現すれば、JR東日本での鉄道の旅がかなり便利になりますよね。
【2】タッチをしないウォークスルー改札の実現
Suicaと言えば駅の改札機に「タッチ」するのが当たり前ですよね。でも、このタッチが将来は不要になるかもしれません。この新しい改札機能は「ウォークスルー改札」と呼ばれるもので、将来は改札機のない駅での“位置情報を活用した改札”の実現を目指すそうです。 位置情報を利用するのでモバイルSuica限定かもしれませんが、千葉県の山万ユーカリが丘ではすでに実用化されている「顔認証」のさらに先を行く改革に、今から期待が膨らみますね!
【3】モバイルSuicaで2万円を超える決済が可能に!
少額決済には非常に便利なSuicaですが、2万円を超えるチャージができないため、Suicaでは高額決済ができません。しかし、2026年秋頃にはモバイルSuicaを大幅にリニューアルし、2万円を超える買い物でコード決済機能を搭載することになります。 さらに、家族や友だち同士で電子マネーを送ったり受け取る機能や、おトクに買い物ができるクーポン、地域限定バリューの発行などの機能も追加されるとのこと。これによって、モバイルSuicaのキャッシュレス決済ツールとしての利便性が格段にアップするでしょう。