緊急事態宣言を延長 菅首相が会見(全文2)安全・安心な大会にするので
アスリートにメッセージがあれば
京都新聞:すいません、京都新聞、国貞といいます。東京五輪・パラリンピックについてお伺いします。大会の中止を求めるオンライン署名が現在、行われていまして、開始3日目で20万人を超える署名が集まりました。これは素直な国民の声、世論だと思うのですけれども、一方で現在、東京大会のテスト大会が都内で中心に行われていますけれども、現場に取材に行ってアスリートの話を聞いていますと、このコロナで社会が大変なときにスポーツをすることとか、五輪を目指すことに対して社会からの厳しい風当たりみたいなものを感じているようで、そこに非常に苦しんでいるように見えます。 総理のほうから、現状こうした状況に置かれているアスリートに対して何か掛ける言葉というか、メッセージみたいなものがありましたらよろしくお願いします。 菅:まず、東京大会に向けてテストイベントも数多く行っています。大会本番を想定して感染対策を徹底しているということです。そしてまた、これは具体的に、外国の選手については一般の国民が交わらないようにする対策。また、選手は毎日検査を行うなど、厳格な感染対策を行っているところです。テストイベントを行うことによってさまざまな知見がありますので、そうした中で安全・安心な大会にするので、ぜひ懸命に取り組んでいただきたい、そういうふうに思っています。 司会:続きまして、それでは時事通信、大塚さん。どうぞ。
一般の国民が接種を終える目標時期は
時事通信:時事通信の大塚です。新型コロナワクチンについてお伺いします。高齢者の接種に関しては総理、説明がありましたけれども、一般の国民の接種について、これを終える目標の時期、それはいつになるんでしょうか。年内に終えることは可能でしょうか。 菅:先ほど申し上げましたように、まずは高齢者の接種を最優先に進めていきたいと考えており、7月末を念頭に希望する高齢者に2回接種を終えられるように取り組んでいきたいというふうに思います。その上で来月中をめどに高齢者の接種の見通しがついた市町村から、基礎疾患を有する方々を含めて一般の方々への接種も開始をしたい、このように思っております。そうした方をまず速やかに終えるように全力を尽くしていきたいというふうに思います。 なお、このワクチンですけども、先ほど申し上げましたようにファイザー社のワクチンについて9月までに追加で5000万回分を確保することになりました。そういう意味でファイザー社だけでも約2億のワクチンが確保されますので、また他のワクチンも、これ、確保しておりますので、そうした中においては十分に国民の、16歳以上の方にはいける体制は整えている。速やかに、まずは高齢者の方を終えて、そして国民に広く接種をしていきたい。現時点においてはそこまで述べさせていただきたいと思います。 司会:それでは奥の、フリーランスの安積さん、どうぞ。