緊急事態宣言を延長 菅首相が会見(全文2)安全・安心な大会にするので
幅広い休業要請をどう評価しているのか
日本テレビ:日本テレビの山崎です。先ほど休業要請の緩和が妥当かと問われて総理は、人流を減少させる目的は果たしたとおっしゃいましたけども、今日の専門家の分科会などでも、人流を減らすだけでは駄目で、新規感染者数を減らすことが重要だという指摘もありました。今回の幅広い休業要請の措置に関して、総理は今どのように評価をされているのか、効果をどのように分析しているのかをお聞かせください。 また、休業要請の緩和に関連して、連休が終わる中で高い効果が見込まれる措置を取るとおっしゃいましたけれども、東京都は休業要請を継続する、継続が必要だと訴えているんですけれども、休業要請というのは高い効果を見込まれる措置ではないのかどうなのか、その辺のお考えもお聞かせください。 菅:まず、今回は、特に多くの人出が予想されるゴールデンウィークという特別な時期において短期集中的な対策を講じたことによって、対策を講じる前と比較をする、あるいは前の緊急事態宣言と比較をした場合に人出が少なくなっており、人流の減少、こうしたことについては先ほど来、申し上げていますように目的を果たせたというふうに思います。 今回の延長に際しては、ここはこれから平時になるわけでありますから、平時に合わせた高い効果が見込まれる措置を徹底するものであります。そういう中で飲食を中心にする対策を徹底して行っていく。それと同時に、やはり20時という1つの、飲食は20時でやっていますので、そうした、大規模施設も20時までの時間短縮をお願いするとか、そうしたことを行うことによって対策をしっかり行っていきたいと、こういうふうに思っています。 司会:それでは再び奥の列から。それではSky TG24のデミリアさん、どうぞ。
日本の選手も接種するのか
Sky TG24:こんばんは、総理。イタリアのピオ・デミリアと申します。外国の選手はだいたいの人がワクチンを打ったという状態で来日すると思いますけれども、そのときは、そのときまでに日本の選手もみんな打つという状態で保証できますか。そういう質問です。よろしく。 菅:まず、私が訪米した際にファイザー社のCEOと電話会談をし、ファイザー社からオリンピックの選手団にこのワクチンの提供の提案がありました。それを私は受けて、IOCと相談の上、各国選手へのワクチンの無償の提供、ここを行うことになりました。当然、日本の選手の分もその中にありますので、その接種についても、これはJOCの山下会長などから要望が、これは表明されていますので、担当の丸川大臣を中心として対応をしていきたい。その中には日本の、世界の選手の中の一部として日本の選手団にも接種をしたい、そういう方向になるだろうというふうに思います。 司会:それでは2番目の列で、京都新聞、国貞さん、どうぞ。