キャリアの悩みを支えてきたマンガたち! ~女性の生き方からチームマネジメントまで
経済行動学を気楽に学べる
4冊目は、アンダーマイニング効果、極端回避性、アンカリング効果など、行動経済学が学べる本だ。マンガだけでなく、行動経済学についての文章の解説も充実していて勉強になるという。 ■ [4冊目] 『行動経済学まんが ヘンテコノミクス』(佐藤雅彦、菅俊一、高橋秀明:著 マガジンハウス:刊) このマンガは、とっつきにくい行動経済学を気軽に学べるものとしてオススメしたいという。マンガの絵柄が懐かしい感じなのも味があっていい。 ┌────────── 行動経済学は、本で読むだけだと理論の本質まで理解するのは難しいですが、マンガになっているとエピソードがおもしろくて頭に残りますね。翻訳本ではよくアメリカの事例が載っていてピンとこないことがありますが、この本は日本に住んでいる私たちにとって身近な事例が多くて、共感できます(村石さん) └──────────
その他のオススメコンテンツ
村石さんはSNSはあまりやらないそうだが、ポッドキャストを聞くことは多いという。お気に入りは、ジェーン・スーさんと堀井美香さんの「OVER THE SUN」。マンガ『セシルの女王』も、ジェーン・スーさんが帯を書いていたことをきっかけに読んだそう。 マンガも含めて基本的にKindleで買うという村石さんだが、本屋に行って平積みになっている書籍を見て、トレンドや話題のマンガを見つけることも多いという。
┌────────── 『僕のヒーローアカデミア』(堀越耕平:著 集英社:刊)は紙で買ったマンガの1つです。ヒーローと敵の二項対立がありますが、敵側にもさまざまなエピソードがあります。『ミステリと言う勿れ』にも通じますが、多重的な意味合いがあって、勧善懲悪ではなく、一人ひとりのストーリーに焦点を当てているところが今の時代なのかなと思います(村石さん) └──────────
◇ ◇ ◇ これまで読んだマンガを振り返ってみたら、たまたまキャリアの変遷とお気に入りのマンガが重なったという村石さん。その時々で印象に残る物語は変わってくるが、村石さんがこれまで積み重ねてきたキャリアと苦労、それを支えた物語が伝わってきて、非常に共感できる取材となった。 村石怜菜(むらいし れいな) 株式会社ビービット UXインテリジェンス事業本部 マネージャ 小売企業でのキャリアをスタートし、現在は株式会社ビービットでUXコンサルティングを通じたDXの実現を支援。 PARCOのグループ企業にて小売や商業施設、エンターテインメント施設などのデジタルマーケティングやオフラインの顧客体験設計・改善に従事。 スタートアップやPayPayでのプロダクトマネージャーやサービス企画職を経て、市場調査や戦略策定、要件定義から開発、グロースまでの幅広い領域を経験。