キャリアの悩みを支えてきたマンガたち! ~女性の生き方からチームマネジメントまで
同じく女性の生き方をテーマにした作品として、社交界のなかでの女性を描くNetflixのドラマ「ブリジャートン家」、エリザベス1世の物語『セシルの女王』(こざき亜衣:著 小学館:刊)も村石さんのオススメだという。
ライバルチームのメンバーにもストーリーがある! チームを率いるときの参考になった本
「王道のマンガだけど....」と断りを入れながらも紹介してくれたのが、2冊目のマンガだ。 ■ [2冊目] 『ハイキュー!!』(古舘春一:著 集英社:刊) このバレーボールを題材にしたマンガを読んだのは、電子チケットの会社でプロダクトマネージャーとして、エンジニア、デザイナー、QA(品質保証)、プロジェクトマネージャーから成るチームでプロダクトを開発していたときだ。 ┌────────── チームの面々は個性豊かで、とても優秀な人たち。プロダクト開発にやりがいを感じながらも、視点・観点も職種も異なるメンバーの集まりに、チームワークやコミュニケーションで悩む側面もありました。『ハイキュー!!』を読んで、6人で励まし合いながらバレーをするのがうらやましくて仕方がありませんでした(村石さん) └────────── Vリーグを観に行ったときに、「ハイキュー!!」のポスターがあるのを見て興味を持ち、そしてアニメを見て、はまってしまったという。 ┌────────── 主人公は背が低くて、小柄な身長でありながらエースとして活躍していた「小さな巨人」に憧れてバレーボールを始め、「頂きの景色」を目標にバレーボールと真摯に向き合います。さらに、主人公だけでなく、いろいろなチームのメンバーにもスポットが当てられています(村石さん) └────────── 「小さな巨人」を目標にバレーボールを始めた主人公は、練習や試合を通して成長していく。うまくいくときばかりではなく、試合に負けることもある。そんなときに顧問がメンバーに伝える「負けは弱さの証明ですか」という問いかけが熱いと村石さん。 また、次期エースと期待されるチームのムードメーカー的な存在が、心折れそうになる場面がある。しかし「平凡な俺が下を向いている暇があるのか」と立ち上がるシーンにも共感したという。