子育てが終わった親に聞いた「児童手当の使い道」ランキング
児童手当は2024年10月分から、主に「所得制限撤廃」「高校生年代まで延長」「第3子以降は3万円」など大きな変更があった。 【グラフ】子育てを終えた親が「子どもにお金をかけてよかったこと」とは?調査結果をグラフで詳しく見る! そこでセレクトラ・ジャパン スマートマネーライフ編集部では、子育てが終わった親250名を対象に独自調査を実施。「子どもへのお金の使い道」に焦点を当てた考察と分析を行なった。 本稿では同社リリースを元に、その概要をお伝えする。 出典:スマートマネーライフ 『児童手当は投資するべき?児童手当が高校生まで拡大|子育てを終えた親250名が語る「優先すべき費用」とは?』 https://smart-moneylife.jp/guides/jidouteate-18yearsold
子育てが終わった親が選ぶ児童手当の使い道ランキング
「子どもが中高校生だった時に、児童手当がもらえたら、何を優先するべき?」という質問に対して、児童手当は「教育関連」に使用するという回答が68.4%を占めた(「学費」もしくは「食費」「医療費」などの生活支出以外で)。 続いて、「習い事」や「部活」が続いた。回答数は少数だが、これらの選択肢は「勉強以外に様々な経験をさせてあげたい」「こどもの得意分野を伸ばしたい」といったような勉強以外の面を重視する考えの表れと言えるだろう。 ■1位 大学進学のための貯蓄・投資:42% 大学進学には多額の費用がかかるため、早めに貯蓄や投資をして備える必要があると考える人が多い結果となった。 回答者の子どもが中高生だったころ、特にお金をかけていた項目は「学習塾・予備校」が1位だったが、意外と学費にお金がかかったという後悔の経験をもとに進学費用を選択したようだ。 <2位 学習塾・予備校:26.4%> 2位は学習塾・予備校となった。「身になるもの」「志望校合格のため」といったような、子どもの目標や課題を達成するためのサポートとして有効な使い道になる。と考えて塾を選択した回答者が目立った。 <3位 習い事(音楽、スポーツ、芸術など):8%> 進学の費用や学習塾など、進学に関わる教育関係に使うとした回答者が多数を占めたため、3位の習い事は、上位2項目と比べると一気に回答数が減少する。 しかし、「子どもの個性を尊重」「勉強以外の自己実現」など、学業以外の分野で幅広く経験を積むことを重視した回答が集まった。 <4位 部活動の活動費(遠征・合宿費用など):5.2%> 「今しかできないこと」「子どもの意見を尊重した使い道」として、部活動の活動費が挙がったようだ。実際、回答者自身の子どもが中高校生の頃に、部活に熱中していたため、「部活やクラブ活動にはに費用が掛かる」という実感を持つ人が多いのかもしれない。 <5位 テクノロジー機器の購入(パソコン、タブレットなど):4.8%> テクノロジー機器は現代では「必須」として、最新のIT環境や技術への対応力と実用性を重視した回答が目立った。無駄なく実用的に活かせる費用の使い道といえる。